東京都交通局は6月9日、「2019 路面電車の日」記念イベントを荒川電車営業所で開催する。車両撮影会や車庫内見学に加え、東京さくらトラム(都電荒川線)新作グッズの先行販売や鉄道部品販売などの催しを行う。

  • 「2019 路面電車の日」では黄色い電車6086号車・8810号車が並ぶ予定(イメージ写真のため、イベント当日の配置とは異なる)

車両撮影会では、保存車両の6086号車と現行車両の8810号車による「黄色い都電2両並び」を撮影できる。車庫内見学では、職員手作りの8000形モックアップや各種部品などの展示物が見られるほか、模擬装置の操作体験も可能となっている。

販売ブースでは、都電オリジナルグッズと鉄道部品を販売。都電6000形・8800形を描いた「都電マフラータオル」(1,000円)も300枚限定で先行発売する。鉄道部品は旧駅名標や旧車内路線図などを販売。一部の部品は抽選販売とする。

架線点検で使用する作業車(軌陸両用架線作業車)の展示と、踏切遮断機の動作実演も実施。事前応募制のイベントとして、レールとまくらぎを一体化している締結装置を分解し、再度組み立てる「保線業務模擬体験」も行う。応募方法は東京都交通局ウェブサイトで確認できる。その他、都バスコーナーや沿線商店による物品販売、鉄道模型展示などのブースを設ける。時間帯により、都電荒川線マスコットキャラクター「とあらん」も会場に登場する。

なお、イベントに先立ち、5月25日から6月8日まで8810号に「路面電車の日」記念ヘッドマークを付けて運行する。