アダプティブはこのほど、「夫婦間のスキンシップ」についての調査結果を明らかにした。同調査は4月5日~9日、全国の25歳~39歳の既婚・非喫煙女性で、夫が喫煙している1,967名を対象にインターネットで実施したもの。

  • 夫に対する不満点

    夫に対する不満点

夫婦の関係性について尋ねたところ、「結婚生活全般の印象」は62%、「対話・コミュニケーション」は61%、「夫の家族との関係」は56%、「スキンシップ」は46%が「よい」と回答した。「よい」と答えた人が4項目中3つで50%超と高い中、「スキンシップ」だけが46%と半数以下だった。

夫婦の関係性で「悪い」と答えた人が最も多い項目は、「スキンシップ」(18%)だった。「結婚生活全般の印象」(9%)、「対話・コミュニケーション」(11%)、「夫の家族との関係」(10%)のおよそ2倍の数値となっている。

過去1カ月で行った夫とのスキンシップについて聞いたところ、「ハグ」「唇のキス」「顔に触る・触られる」が上位を占めた。前項の「スキンシップの関係性(よい・悪い)」の数値とスキンシップの実施度を比べると、スキンシップの関係性が「悪い」と感じている人は、スキンシップの実施度が下がることがわかった。

夫に対する不満点について尋ねると、「体臭・口臭・タバコなどにおい」(48%)、「金銭感覚」(40%)、「妻の気持ちに対する理解が不足」(35%)という順になった。上位10位以内には、性格面など内面に関わるものが多くランクインしている中、「におい」が最も多い不満になっている。

夫のどんなにおいがイヤなのか尋ねたところ、最も高かったのは「たばこ臭」で、「口臭」が続いた。「許容できないレベル」と「気にはなるが許容できるレベル」を見ても、この2点は他の項目より高い結果が出ている。

また、「たばこ臭」については、「気にならない」でも最も低い数値となり、許容できないとする妻が多いことがわかった。

  • 夫のにおい別の許容度

    夫のにおい別の許容度

許容できないにおいが、どの程度夫婦のスキンシップの実施度合いに影響を与えるか調べた。「スキンシップに影響を与えるにおい」と回答した割合は、タバコ臭、口臭、口臭全般、加齢臭、汗臭のどのにおいも50%を超えている。

「ややスキンシップに影響を与える」と回答した人を加えると、どのにおいにおいても約80%がスキンシップに影響があると感じていることがわかった。

夫にしてほしいと思うにおい対策について尋ねたところ、「たばこをやめてほしい」(66%)が最も多かった。「夫がたばこを紙巻きたばこから加熱式たばこに変える」(31%)という回答も多い。

  • 妻が夫にしてほしいと思う「におい対策」

    妻が夫にしてほしいと思う「におい対策」

具体的にどのようなタイプのたばこが夫婦のスキンシップ良好度に関係があるのか調べた。スキンシップ良好度が「よい」と答えた人だけで見た場合、夫が「紙巻きたばこのみ」を吸うのと比べると、併用であっても加熱式たばこを導入している方が、夫婦仲によい影響があることがわかった。

また、加熱式たばこを吸っている夫のほうが、「紙巻きたばこのみ」の夫よりも夫婦のスキンシップ良好度が良くなっている。

  • スキンシップ良好度(夫が吸っているタバコのタイプ別)

    スキンシップ良好度(夫が吸っているタバコのタイプ別)