マイナビは4月11日、「2020年卒 マイナビ学生就職モニター調査 3月の活動状況」を発表した。調査期間は2019年3月26~31日、調査対象は2020年卒業予定の全国大学3年生および大学院1年生(調査時点)、有効回答は2,424人。
3月の就職活動状況を聞くと、1次面接を受験した学生は約3人に2人にあたる66.0%(前月比30.1ポイント増、前年同月比6.5ポイント増)、面接受験社数の1カ月あたりの平均は2.2社となり、ともに3月広報活動開始、6月選考活動開始となった2017年卒以降において3月時点での最高値を更新した。さらに第一志望の企業の1次面接以降まで進んでいる学生は26.8%いた。
10連休中(4/27~5/6)の就職活動について尋ねると、「10連休までに就活を終えるつもり」は20.2%、「10連休中も就職活動をするつもり」は36.1%、「10連休中はいったん就職活動を休むつもり」は18.3%となった。10連休中の企業の採用活動に対する希望を問うと、「やめてほしい」が35.8%、「減らしてほしい」が22.2%と、消極的な考えの学生が58.0%に上った。
3月の就活費用は平均4万4,502円。このうち「交通費・宿泊費」は2万9,865円と、2016年卒の1万5,177円と比べて約2倍に増加した。「新卒で入社する会社で長く勤めたい」と答えた学生は63.8%で、2008年卒以来12年ぶりに7割を割り込んだ。