エン・ジャパンは3月15日、同社が運営する転職サイト「ミドルの転職」の35歳以上のユーザーを対象とした「転職の理由・きっかけ」に関する調査結果を発表した。調査期間は2019年2月1～28日、有効回答は2,350人。
年収1,000万円未満は「給与に不満」がトップ
-
転職を考えた理由・きっかけを教えてください。(複数回答可・年収別)
転職を考えた理由・きっかけを尋ねると、1位は「会社の将来に不安がある」(2019年36%、2018年28%)、2位は同率で「会社の考え・風土が合わない」(同34%、同32%)と「給与に不満がある」(同34%、同23%)、3位は「キャリアアップのため」(同32%、同32%)との順に。昨年と比べて給与不満やキャリアアップが上位に入った。
年収別にみると、1,000万円以上は「キャリアアップのため」が37%、1,000万円未満は「給与に不満がある」が37%でそれぞれトップとなり、年収により転職理由が異なることがわかった。
転職で実現したいことを聞くと、「給与・待遇のアップ」が最も多く60%。以下、「経験・能力が活かせるポジションへの転職」が58%、「やりたい仕事ができる環境での就業」が44%と続いた。年収別では、1,000万円未満は1,000万円以上に比べ、「給与・待遇のアップ」(63%)、「安定的・長期的な就業の確保」(39%)など、1,000万円以上は1,0000万未満に比べ、「経験・能力が活かせるポジションへの転職」(69%)、「やりたい仕事ができる環境での就業」(57%)などが多かった。
転職を考える上で不安に感じることは、1位「年齢」(73%)、2位「年収」(51%)、3位「これまでの経験・スキルが通用するのか」(48%)。年収別にみると、1,000万円未満は1,000万円以上より、「年齢」(75%)や「これまでの経験・スキルが通用するのか」(50%)が目立った。
