圧力鍋おすすめ21選! 調理器具のプロと編集部が厳選【電気圧力鍋も紹介】

【この記事のエキスパート】

キッチンツール専門店「キッチンパラダイス」店主:田中 文

キッチンツール専門店「キッチンパラダイス」店主:田中 文

使う側の視点で機能性に優れたキッチンツールを徹底的に吟味しセレクトするプロ。

その豊かな知識と経験談に、主婦だけでなく料理研究家やプロの料理人からの信頼も厚い。

道具の実験やお店の日常をつづったショップブログ「Aya’s Diary」が人気。

数少ない「調理道具の専門家」としてセミナー他雑誌やテレビでも引っ張りだこ。


台所道具専門店「キッチンパラダイス」店主の田中 文さんが、WMF、Fissler、アサヒ軽金属、ティファールなどのメーカーから発売されている圧力鍋の中から、おすすめ商品と選び方をご紹介します。ひとり暮らし用やファミリー向けなどのサイズ別、かんたんに調理できる圧力鍋なども掲載。圧力鍋を活用した料理やレシピ、各ショッピンサイトのランキングもありますので、ぜひ参考にしてください。

調理器具のプロ・田中 文さんに聞いた
圧力鍋の上手な選び方

「キッチンパラダイス」店主の田中 文さんに、圧力鍋を選ぶときのポイントを5つ教えてもらいました。

すぐ圧力鍋のおすすめ商品が知りたい方はこちらへ

一般的なら「高圧」、時短なら「超高圧」、野菜蒸し料理やプリンなら「低圧」がおすすめ

【エキスパートのコメント】

調理時間やメニューで選ぼう

圧力鍋は低圧、高圧に加えて超高圧が選べる商品もあります。超高圧なら沸騰の温度が高くなり、加圧時間が短くてすみます。たとえば超高圧の炊飯は、加圧後すぐに火を消してよいほどの時短調理です。

しかし、火の通りやすい野菜などは、むしろ低圧の方が微妙な調整がきいて煮くずれも少ないです。とにかく時短でお料理したいという人は「超高圧」、一般的な圧力なら「高圧」、野菜蒸しやプリン、茶わん蒸しなども作りたいという方には「低圧」があるほうがいいでしょう。

音で知らせる「おもり式」、音がしない「スプリング式」

【エキスパートのコメント】

圧力チェックのしやすさで選ぼう

昔の圧力鍋は音が鳴ってうるさいと感じた方も多かったかもしれません。しかし、今ではそれほどまでの音がしないものが多くなりました。この音でお知らせしてくれるのがおもり式です。ほとんど音がせず静かなのがスプリング式。

おもり式は音で圧力がかかったのがわかりやすく、お料理のときに鍋から目を離すことができるので便利です。スプリング式は静かなかわりに、圧力ピンの高さをチラチラ見てチェックする手間がかかります。とはいえ、慣れればだいたいの目安はわかってきますし、スプリング式は圧力の調整がかんたんという利点があります。

WMF(ヴェーエムエフ)『パーフェクトプラス 圧力鍋 4.5L』:

出典:Amazon

スプリング式で調理中は静かなので、音が気になる人や夜遅くに料理をする人に向いた圧力鍋。フタやハンドルもワンタッチで外せるのでお手入れしやすいのもポイント。

分解洗浄できるもの、保証期間が長いものがおすすめ

【エキスパートのコメント】

旧式を使い続けずできるだけ新しいものを

圧力鍋は細部に汚れが入り込みやすいので、できる限り分解洗浄できるにこしたことはありません。圧力弁のまわりがかんたんにそうじできるか、弁の機能がハンドルにある場合はハンドルを分解洗浄できるかがカギです。

またパッキンは消耗品ですので1~2年で交換したほうがよいとされています。購入した商品は販売終了から5~7年ほどで部品の提供が終了、修理ができなくなります。保証期間が長ければ当然安心です。

圧力鍋は長く使う方が多いので、安価だからといって旧タイプを買うのはおすすめできません。普通の鍋と違って負荷がかかる鍋なので、修理が必要な場合も考えると信頼できるメーカーの最新の商品がおすすめでしょう。

アサヒ軽金属『ゼロ活力なべ(M)』:

出典:楽天市場

保証期間が30年ととても長い圧力鍋です。全面5層のステンレス多層鍋で熱をしっかりと蓄えるのもポイント。

長く使うからデザイン、素材にこだわりたい

【エキスパートのコメント】

見た目や使いやすさで選ぼう

海外メーカーはデザインがおしゃれなものが多いです。しかし、最近では日本製もずいぶんよくなってきました。スタイリッシュな鍋は、コンロにおきっぱなしにしても、キッチンに飾っていても絵になります。できるだけシンプルで、使い勝手にこだわり機能美を追求した鍋を選びたいものです。

本体にはアルミやステンレスが使われています。圧力で素材はやわらかくなりますが、味がよくしみるかどうかは加圧調理後の余熱調理にかかっていますので、私は蓄熱性の高いステンレス多層鍋をおすすめします。ただ、アルミのほうが加圧までの時間が早く、軽いという利点もあります。

圧力鍋の材質を詳しく紹介!

圧力鍋は本体の作られている素材によっても、料理のできあがりや、調理に要する時間が異なります。圧力鍋の材質は、おもに「アルミ」、「ステンレス」、アルミとステンレス両方の特性を持つ「多層構造」の3つあります。ここでは、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

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時短をしたいなら「アルミ製」

◎メリット
・圧力がかかるまでの時間が短いため、短時間で調理できる。
・軽量のため、調理やお手入れがかんたん。

×デメリット
・アルミはやわらかく、そのためかけられる圧力が低い商品が多い。
・消火後すぐに冷めるため、余熱をいかした調理には向いていない。

ヘイワ『アルミ 片手 圧力鍋 6.0L』:

出典:Amazon

溶かしたアルミを金型に流し込む独自の製造方法によって作られた圧力鍋。圧力は低圧と高圧の2段階調整です。

煮込み料理をしたいなら「ステンレス製」

◎メリット
・圧力をかけられる限界値が高くなっている商品が多く、かたい食材や火の通りにくい食材の調理に向く。
・調理し終わって火を消した後も冷めにくく、余熱で食材に火を通すことが可能なため、煮込み料理がおいしく仕上がる。

×デメリット
・火にかけてから、圧力が上がるまでに時間がかかる。
・重いので、アルミに比べて取り扱いが大変なものが多い。

Fissler(フィスラー)『圧力鍋プレミアムプラス10L』:

出典:Amazon

ステンレス製の圧力鍋です。容量は10Lと大家族でも安心の大きさ。圧力をかけずにいつでもフタを開けて中身を確認できる新機能「スチーム機能」が便利です。

アルミ、ステンレスのメリットが両方ほしい! という方は「多層式」

◎メリット
・圧力が高くなるまでに時間がかからず、余熱力も十分にある。
・圧力値が高くなっている商品が豊富。
・ステンレスに比べて軽量で、オールステンレスに比べて取り扱いやすい。

×デメリット
・アルミ・ステンレスに比べて価格が高い商品が多い。

Fissler(フィスラー)『ビタクイック プラス 3.5L』:

出典:Amazon

底面が3層構造になったステンレスの多層鍋です。低圧と高圧の2種類の調理方式が使えるのでさまざまな料理に対応できます。

まず安全性が大前提。はじめてなら取説やレシピ集が充実しているものがおすすめ

【エキスパートのコメント】

初心者も安心して使えるものを

圧力鍋は時短でお料理ができ、エネルギーの節約にもなり、とても便利な一方で、圧力という負荷がかかるので使い方を間違うとリスクが生じます。とくにはじめて使う方には、わかりやすい取扱説明書や参考になるレシピ集が必要です。

現在は、国が決めた安全基準を満たした商品しか販売できませんが、各メーカーごとに何重にも安全対策が取られていますので、ぜひ購入前にチェックしてください。

ワンダーシェフ『あなたとわたしの圧力魔法鍋 5.5L』:

出典:Amazon

シンプルで使いやすい圧力鍋。100種類の料理が掲載されたレシピがついているので、何を作ろうかと迷うこともないですね。

サイズや対応熱源も確認|圧力鍋を選ぶポイント

「キッチンパラダイス」店主の田中 文さんの選び方ポイントはいかがだったでしょうか。次に圧力鍋を選ぶときに、知っておくといいポイントを補足的にご紹介します。

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圧力鍋の「サイズ」も確認を

圧力鍋といっても普通の鍋と同じように、サイズの違いがあります。サイズは、リットル(L)表示で、家族の人数+1Lのサイズがちょうどよいといわれています。

ひとり暮らし向けサイズ

先ほどの目安からいくと、ひとり暮らしの方であれば2~2.5L程度のものでじゅうぶんです。しかし、「週末に、多めに作りおきしておきたい ! 」 とお考えの方は、少し大きめのものを買っておいたほうがいいでしょう。

アサヒ軽金属『ミッキーマウスゼロ活力なべS』:

出典:楽天市場

圧力鍋の高圧重りがミッキーのシルエットになった圧力鍋。ひとり暮らしでもじゅうぶんな2.5Lの容量があります。

2~4人暮らし向けサイズ

ひとり暮らしでない場合、3~5.5Lの商品を選ぶとよいでしょう。しかし、一度に圧力鍋で調理できる量には限界があり、入れる食材によっても異なります。たとえば、豆の調理量は、鍋の底から3分の1が限界です。

一見じゅうぶんと思われても料理できる量は思ったより少ないこともあるので、多めに作ることが多い、来客などが考えられる場合は、大きめの圧力鍋を選んでおいた方が無難でしょう。

T-fal(ティファール)『圧力鍋 クリプソ ミニット デュオ レッド 4.2L』:

出典:Amazon

圧力鍋と普通の鍋がひとつになった、2イン1タイプ。4.2Lと容量もじゅうぶんです。

「対応熱源」もチェック

圧力鍋を購入するときには、対応する熱源をチェックするのも大事なポイントです。ガスコンロの直火対応、IH対応、電気調理などをしっかり確認して台所にあった圧力鍋を選びましょう。

IH対応について

自宅の熱源で使用できるかを調べましょう。最近ではガスコンロでなく、IHヒーターのご家庭が多いため、ここで選択を間違えると使えなくなってしまいます。オールメタル対応の電磁調理器をもっておらず、ガスも使っていない家庭では、アルミニウム製の圧力鍋は避けましょう。

電源が確保できるなら電気圧力鍋も選択肢に

キッチンでの電源が確保できれば、電気圧力鍋も有力な選択肢になります。スイッチひとつで調理ができる手軽さが便利。火力の調整も不要なので初心者もかんたんに圧力鍋のメリットを活用できます。電気代が安いのもポイント。

電気圧力鍋も調理後には重りの汚れを取るなどお手入れが必要なので、購入前にお手入れのしやすさもチェックしておきましょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)