JR西日本は20日、西日本豪雨(平成30年7月豪雨)の影響で長期間の運転見合わせとなっている芸備線三次~狩留家間のうち、暫定的に運転再開する三次~中三田間の運転再開日を2019年4月4日と発表した。

  • 芸備線の普通列車(写真は2013年撮影)

列車の運転見合わせが続く芸備線三次~狩留家間では、第1三篠川橋りょうの復旧工事が順調に進捗した場合、秋頃に全線で運転再開できる見込みとされている。これに先立ち、おもに新学期から通学で利用する人の移動手段を確保するため、三次~中三田間で暫定的な運転再開を実施すると発表されていた。

今回の発表で4月4日が再開予定日とされ、朝の5時30分頃から9時頃までの時間帯に下り3本・上り2本、夕方以降の16時頃から22時頃までの時間帯に下り4本・上り5本(うち上り1本は志和口駅始発)が運転されることになった。昼間の時間帯は列車を運休する。現在実施しているバス代行については、引き続き三次~下深川間で実施される。

なお、当初の発表ではゴールデンウィーク期間と夏休み期間に列車を終日運休とする予定とされていたが、今回の発表によれば、ゴールデンウィーク期間の運転休止を行わず、夏休み期間のみ列車を終日運休とし、集中的に線路改良工事を実施するとのこと。