JR東日本とセントラル警備保障(CSP)はこのほど、東京都交通局と東京地下鉄と、子ども見守りサービス「まもレール」参画に関する基本協定を締結。2020年春のサービス開始に向けて連携協力していくという。

  • 子ども見守りサービス「まもレール」参画に関する基本協定を締結

まもレールは、子どもが「Suica」または「PASMO」で対象駅の自動改札を通過すると、登録した保護者のスマートフォンなどの携帯端末に「利⽤駅」「通過時刻」「チャージ残額」が通知されるサービス。東日本旅客鉄道(JR東日本)とセントラル警備保障(CSP)が共同事業として展開している。

子どもの居場所の確認だけでなく、チャージ残額や子どもの出迎え時間の確認など便利に使用できる。対象のICカードはSuica、PASMOで、無記名式のSuica、PASMOは利⽤できない。対象者は、小学生、中学生、高校生(満18歳の3月31日まで)。利⽤料⾦は、月額500円(税別)。

基本協定では、子どもと保護者の安心・安全を提供することで子育てしやすい社会を目指すことに合意し、まもレールへ東京都交通局および東京メトロが参画し、両社局の各駅に拡大することとした。

2020年春のサービス開始を目指し、現在のサービス対象駅244駅から合計495駅に拡大。JR東日本は、246駅(綾瀬、高輪ゲートウェイが追加予定)。東京都交通局は110駅。東京メトロは139駅となる。

  • 「まもレール」2020年春サービス対象路線図

また、JR東日本では今回の協定締結を記念して、春から中学生になる東京、埼玉、千葉、神奈川の小学6年生にオリジナル鉄道安心・安全ハンドブックを無料配布する。配布時期は、3月中旬頃を予定している。