香港政府観光局は1月29日、「2019日本香港観光年」プログラム発表会を実施した。2019年を「日本香港観光年」と制定し、日本人観光客へのプロモーションを強化。渡航者の増加を目指す。取り組みには日本限定の特典サービスや、オリエンタルラジオ 藤森慎吾さんなど、「香港好き」のインフルエンサーによる情報発信がある。
日本人観光客向けに特典
観光庁 審議官 高科淳氏は「日本の地方都市と香港の交流を特に深めたい」と意気込む。また、香港観光局 日本局長 掘和典氏は観光年のポイントとして、地方都市の路線維持・拡大、新たなインフラと国際イベントの認知、日本・香港の旅行業界におけるパートナーシップの強化、日本限定の特典、インフルエンサーの活用の5つを掲げている。
日本限定の特典として「スカイ100香港展望台」「オーシャンパーク(海洋テーマパーク)」「ダックリング号クルーズ」などアトラクション施設の入場割引や、「ラマレインボー(ラマ島のレストラン)」「香港内にあるホテルレストラン」での無料ドリンクや飲食代割引、「ハーバーシティ(ショッピングモール)」のクーポン券プレゼントなどが用意されている。なお利用にはパスポート等の提示が必要となる。詳細は、2019日本香港観光年のホームページで確認できる。
オリラジ藤森さんが「星級香港迷」に
インフルエンサーの活用では、香港政府観光局が「超級香港迷(スーパーホンコンマイ)」7名を認定。「香港迷」とは広東語で「香港ファン」「香港に夢中」を意味し、超級香港迷は香港好きで有名な女優、ミュージシャン、編集者などがその魅力を発信するという。また今回、「星級香港迷(スターホンコンマイ)」としてオリエンタルラジオの藤森慎吾さんを新たに任命した。
中学時代を香港で過ごし「香港通」として知られる藤森さんは、当時の印象について「香港はすべてのものが新しくワクワクしました。あのとき『見て』『感じた』ことが、いまの自分につながっていると思う。来るたびに刺激を受けます」と言う。
「ガイドブックで紹介されるメジャーな場所も楽しいですが、ぜひローカルなエリアも楽しんでほしい。たとえば、中心街に接している天后(ティンハウ)というエリアにあるタピオカスイーツなど、『藤森チャラ男流の歩き方』を紹介したいですね」と意欲を見せた。