フィリップ モリス ジャパンは1月28日、加熱式たばこ「IQOS(アイコス)」専用のたばこスティック「HEETS(ヒーツ)」シリーズ4銘柄の全国展開を開始した。
従来のシリーズと「HEETS」の違いは?
同社は、このほど都内で行われた発表会にて、2019年は「デバイス」「ポートフォリオ」「サービス」の3分野に注力すると表明した。
「HEETS」シリーズの全国展開は、「ポートフォリオ」の分野にあたる取り組みとなる。「HEETS」は世界30カ国以上で販売されているグローバルブランドであり、いわば海外仕様な味わいのたばこスティックだ。
同社は、IQOSユーザーにより幅広い味わいのラインアップを提供したいという想いから、昨年10月22日に日本においても地域限定で「HEETS」の販売を開始した。そしてこのほど、ユーザーからの好評に応え、販売エリアを全国へ拡大するに至ったというわけだ。1月28日からは全国9店舗のIQOSストアにて、2月15日からはコンビニエンスストアを含む全国の主要たばこ取扱店にて販売を開始するとのこと。
これまで展開されていた「Marlboro(マールボロ)」のヒートスティックは全7銘柄。「HEETS」は、その7銘柄より30円安い470円という価格設定となっている。「Marlboro」ブランドは味わいも日本向けに開発しているというが、「HEETS」の味わいは前述の通り海外向け。以下にレギュラー3種+メンソール1種それぞれのテイストを紹介していこう。
まずは「DEEP BRONZE(ディープ・ブロンズ)」。今回発表された4種の中では、最も吸いごたえがあるように感じた。風味も強く、若干の甘みが残るまろやかな味わいだ。
「CLEAR SILVER(クリア・シルバー)」は、「Marlboro」の全レギュラータイプと比べても特にクセが少なく、軽やかかつシャープな印象。ニオイも非常に少ない。
黄色いパッケージの「BALANCED YELLOW(バランスド・イエロー)」は、ほんのり柑橘感が漂うレギュラータイプ。「CLEAR SILVER」にやや酸味を加えたようなテイストとなっている。
最後は、「HEETS」唯一のメンソールテイスト「FRESH EMERALD(フレッシュ・エメラルド)」。極めてシンプルなメンソール味だが、「ほのかに爽快感がある」と謳っている通り、メンソールの強さだけで言えば「Marlboro」のメンソールタイプに軍配が上がるだろう。
「HEETS」4種ともに共通して言えるのは、「Marlboro」の7銘柄に比べて独特のニオイは抑えられているような印象を受けたということ。吸いごたえとしては、あっさりしているとも言えるが、人によっては物足りないと感じる場合もあるかもしれない。慣れによるものも大きいとは思うが、香りや味わいにマイナスの違和感を抱かないユーザーにとっては「30円」という価格差はありがたい限りだろう。
「デバイス」「サービス」分野にも注力
「デバイス」の分野では、昨年11月に発売された「IQOS3」(1万980円)と「IQOS 3 MULTI」(8,980円)に関する新たな発表が。1月28日より、コンビニエンスストアを含む全国の主要たばこ取扱店にて両デバイスの販売が開始されたという。
また、「サービス」分野ではカスタマーケアプログラムのさらなる充実を図るとの発表も。「IQOS3」と「IQOS 3 MULTI」、両デバイスにおいてはこれまで問題視されてきた耐久性をアップしている。それに加え、1月28日からは「IQOS CARE PLUS(ケアプラス)」というサービスも導入した。
同サービスは、IQOS本体をユーザー登録すると、通常6カ月の保証期間が1年に延長され、自損による故障も1回までは無償で交換対応してくれるという内容となっている。
また、「IQOS3」と「IQOS 3 MULTI」にはBluetooth機能を搭載しており、スマートフォンとも接続可能に。
これにより、ユーザー登録も手軽になるほか、「LINE」アプリ上でIQOS本体のバッテリー残量などがチェックできるようになった。
「デバイス」「ポートフォリオ」「サービス」の3本柱を強化し、“煙のない社会”の実現を目指す同社。2019年も加熱たばこ市場はますますヒートアップしていくことが予想される。
※価格はすべて税込