クラリベイト・アナリティクスは1月23日、世界で最も革新的な企業・機関を選出する「Derwent Top 100 グローバル・イノベーター 2018-19」を発表した。同アワードは今回が8回目。日本はトップ100に39社が選ばれ、2017年度に続いて国別最多受賞国となった。

日本企業は39社が受賞

  • 「Derwent Top 100 グローバル・イノベーター 2018-19」日本企業39社(英文社名のアルファベット順、右列は日本語の正式名称)

今回初受賞を果たしたのは、JFEスチール、三菱ケミカル、BYD、クアンタ・コンピュータ、シャオミ、シスコ、カスペルスキーの7社。

地域別にみると、アジアからは48社が受賞し、2017年度に比べて3社増加した。米国からは33社、ヨーロッパからは19社が選出された。またカスペルスキーが選出されたことで、今回初めてロシアがリスト入りした。

業界別では、ハードウェア・電子部品製造業界からの選出が35社でトップ。航空宇宙工業・防衛分野の企業・機関は3社から6社へと倍増。一方、化学工業・化粧品、製薬、石油・ガス・エネルギー業界からの選出企業・機関数はやや減少した。

日本の受賞企業をみると、日本電気、キヤノン、富士通、日東電工、日本電信電話、日立製作所、オリンパス、本田技研工業、パナソニック、セイコーエプソン、信越化学工業、ソニー、東芝、トヨタ自動車の14社が8年連続で選出された。

同アワードは、「特許数」「成功率」「グローバル性」「引用における特許の影響力」の4つの評価軸を基本としている。分析対象は過去5年間(「グローバル性」のみ過去3年間)。これらの分析には、クラリベイト・アナリティクスの各データベース、分析プラットフォームを使用している。