リンクトイン・ジャパンは12月13日、アジア太平洋(APAC)地域の9カ国を対象とした「仕事で実現したい機会に対する意識調査」の結果を発表した。調査時期は2018年9月~10月、調査対象は日本、オーストラリア、中国、香港、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポールに居住する18~60歳のビジネスパーソン、有効回答は1万1,000人以上。
実現を阻む要素、心理的要素が上位にランクイン
同調査では、「100」を自信の基準得点とし、得点が高いほど、特定市場に住む人々がより強い自信を持っていることを表している。
まず、「仕事で実現したい機会を獲得して、達成していく自信があるか」という指標を調べたところ、1位にインドネシア(116点)、2位にインド(111点)が入り、急速な経済成長が進む国が上位を占めた。一方、最も自信が低かった国は日本で、得点は79点にとどまった。
日本に関する主な調査結果をみると、現在の仕事で最も実現したい機会として、「新しいスキルを学ぶ」(20%)、「国内でやりがいのある仕事」(18%)、「キャリアアップ」(7%)がトップ3にランクインした。
仕事で実現したい機会の実現を阻む要素を聞くと、「個人の財務状況」(26%)が最も多く、次いで心理的な要素である「失敗に対する恐れ」(24%)、「自信がない」(23%)が上位に入った。
また「新しいテクノロジーを学びたい」と答えた割合は、インド(35%)と中国(53%)で多かったのに対し、日本は14%にとどまった。