むすびは12月12日、全国のビジネスパーソンを対象とした「企業理念」に関する意識調査の結果を発表した。調査期間は2018年11月9~16日、有効回答は410人。
現在所属している会社の企業理念に共感しているか尋ねると、約半数の50.7%が「共感している(とても+どちらかというと)」と回答。反対に「共感していない(全く+どちらかというと)」ビジネスパーソンは33.6%だった。
会社の成長には、企業理念が「重要だと思う(とても+どちらかというと)」と答えた割合は76.6%に上った。
「企業理念への共感度合い」に合わせて所属している「会社の業績」を聞くと(「企業理念を知らない」「企業理念がない」と答えた人を除く)、会社の業績が上がっていると答えた割合は、「企業理念にとても共感している」で60.3%だった。「どちらかというと共感している」では30.0%、「どちらかというと共感していない」では10.5%、「全く共感していない」では8.1%となっており、企業理念に対する共感度合いが高い社員が所属する会社ほど、業績が上がっていることがわかった。
企業理念が社内に浸透することで、仕事の効率や社員間のコミュニケーションなどが「改善すると思う(どちらかというと含む)」と答えた割合は70.0%を占めた。
働く上での企業理念の役割を問うと、1位「ビジョン」(46.5%)、2位「目標」(36.7%)、3位「ルール」(25.4%)との順に。また、日々の業務に企業理念が「影響している(とても+どちらかというと)」と答えたビジネスパーソンは58.1%となった。