京阪ホールディングスと京阪電気鉄道は3日、「いつも使いたい、一度は行ってみたい駅」をコンセプトにリニューアルを進めていた枚方市駅の2階中央口コンコースを12月15日にグランドオープンすると発表した。

  • リニューアルした枚方市駅の2階中央口コンコース

リニューアルした枚方市駅の2階中央口コンコース(改札内外)は、良品計画が展開する無印良品との一体的なトータルデザインにより、改札内外ともに「木目調のシンプルで心地よい空間」へと生まれ変わっている。木目調を基本とし、天井のスケルトン化や壁面のガラス化に加え、グリーンやベンチを設置し、シンプルで心地良いデザインとした。インフォステーション壁面装飾に電車のレールスライスを採用するなど「京阪らしさ」も随所に散りばめている。

また、5月に駅直結の京阪百貨店ひらかた店2階にオープンした「無印良品 京阪ひらかた」に続き、ミニスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどを集積した「ひらかた もより市」もオープン。コンパクトで機能的な食の専門店が誕生するほか、改札外コンコースでは地域のマルシェやイベントを開催するなど、駅の顔となる中央口コンコースを「いつも使いたい、一度は行ってみたい」場所にしていくとのこと。

  • グリーンとベンチ(イメージ)

  • インフォステーション

  • 中央口改札外「無印良品 京阪ひらかた」前

枚方市駅のリニューアルは、京阪グループ長期経営戦略の主軸戦略のひとつである「沿線再耕」にもとづき、「えきから始まるまちづくり」の第1弾として取り組んでいる。単なる駅の美装化ではなく、「新しいまちづくり 駅からはじめます」という宣言の下、枚方市駅周辺の新しいまちづくりにつなげていくとしている。

今後は枚方市駅の京都方面ホーム・大阪方面ホームそれぞれの大阪寄り待合室についても、無印良品の監修の下で中央口コンコースのコンセプトに合わせた「シンプルで心地よい」デザインにリニューアルする。供用開始は2019年2月を予定している。