相模鉄道は26日、「相鉄線アプリ」を全面リニューアルし、12月13日から「App Store」「Google Play」で無料配信すると発表した。2008年から配信している「相鉄アプリ」をリニューアルし、輸送障害発生時の迅速で正確な情報提供、相鉄線利用者のさらなる利便性向上を目的に開発された。
「相鉄線アプリ」は、列車の走行位置をリアルタイムで知ることができる「列車走行位置」、相鉄線全25駅の改札口の混雑状況がわかる「Station View」(ステーションビュー)などの機能があり、駅の改札口付近に設置しているデジタルサイネージと同じ内容を確認できる。列車の運転見合わせなどが生じた際、他社への振替輸送の経路も検索できるなど、利用者からの要望が多い列車運行情報を中心に機能の追加が図られている。
増加するインバウンド(訪日外国人)対応として4カ国語(日・英・中・韓)の多言語表記としたほか、相鉄線内に関する問い合わせを会話形式で回答する「チャットボット」(自動会話プログラム)、画面の着せ替え機能も備え、相鉄線利用者に密着したサービスを提供する。リニューアルした「相鉄線アプリ」の対応基本ソフトは、iOSがバージョン10以上、Androidがバージョン5以上とされている。