伊予市とJR四国は26日、予讃線北伊予~伊予横田間の新駅設置に関する工事協定を締結したと発表した。新駅の駅名は「南伊予(みなみいよ)駅」とされ、2020年春に開業予定。JR四国の会社発足後、5駅目の新駅だという。
予讃線北伊予~伊予横田間の新駅は、JR松山駅付近連続立体交差事業にともなう車両基地・貨物駅等周辺整備対策事業の一環として、伊予市の要望により設置される。
駅名の「南伊予」は地元からの要望によるもの。新駅が設置される伊予市東端の一帯は1954(昭和29)年まで南伊予村であり、地域内の事業所に「南伊予」を用いるケースも。北部の「北伊予」と対になる地名として、地元住民のみならず近隣住民からも親しみを込めて呼ばれ続けているという。
南伊予駅は北伊予駅から1.6km、伊予横田駅から1.1kmの位置にあり、新車両基地の中央付近に上屋付きのホームとスロープ、券売機が設置される。ホームは幅2.4m、長さ約90m、上屋は約10m、スロープは約20mとなる予定。駅名標のイメージ画像も公開され、駅ナンバリングは「U02-1」とされている。