花王エッセンシャルはこのほど、20~49歳の首都圏に住む女性を対象に実施した「朝の支度に関する意識・実態調査」について発表した。その結果、平日の朝忙しいと感じている女性は約8割、起きてから出かけるまでの時間は平均92分かかっていることがわかった。

  • 平日の朝「忙しい」と感じていますか?(N=6,000、単一回答)

本調査の「平日の朝」とは、勤務している女性は仕事がある日の朝出かける前、勤務していない女性は同居の家族が仕事や学校に出かける日で、自分も外出の予定がある朝、同居家族も外出しない場合は、自分の用事があって出かける予定がある朝と定義している。

6,000人の女性に対して、平日の朝「忙しい」と感じているかを聞いたところ、「非常に忙しい」が約21%、「忙しい」が約30%、「やや忙しい」が約27%と合計すると約8割は忙しいと感じている。

  • 平日の朝、起きてから家を出るまでにかかる時間は平均どれくらいですか?(N=600、単一回答)単位は%

「忙しい」と感じている女性に、平日の朝、起きてから家を出るまでの時間について聞いたところ、最多は「111分以上120分以下」の21.7%で、平均すると約92分で朝の支度をしていることがわかった。

  • 【ライフステージ別】平日の朝、起きてから家を出るまでにかかる時間は平均どれくらいですか?(N=600、単一回答)単位は分

年代別では、年齢が高くなると支度時間が長くなる傾向があり、ライフステージで分けてみると、最短は「未婚・有職」女性の平均約72分で全体の平均時間を下回った。一方最長は、「既婚・無職・子どもがいる」女性で平均約110分という結果に。子どもを持つ女性は自分のことだけでなく、子どもの世話や家事に時間を使うために、朝の支度時間が長くなると考えられる。

  • 平日の朝、家を出かけるまでの時間に何をしていますか? (N=600、複数回答)単位は%

朝の支度時間に、具体的に何をしているか聞いたところ、上位は「メイク」が84.7%、「スキンケア」が81.3%、「髪のお手入れ、スタイリング」が80.5%と、おもに身だしなみを整えることに時間を使っている人が多い。これは「朝食を食べる」78.7%や、「朝食を作る」64.7%よりも多いという、どんなに忙しくても身だしなみを大切にしたい女性の気持ちが表れている結果になった。

  • 平日の朝していることで、ラクができたらうれしいことは? (N=600、複数回答)単位は%

朝の支度時間にしていることで、面倒だと感じることや、もっとラクにしたいと思っていることについて聞いたところ、1位が「メイク」55.0%、2位が「髪のお手入れ、スタイリング」44.5%、3位が「スキンケア」38.5%で、順番は違うが、身だしなみを整えるためにしている3つと同じという結果になった。身だしなみはきちんとしたいが、もっとラクに時短したいという本音が見えてくる。

身だしなみに対する時短のために、「髪のお手入れ、スタイリング」の工夫をしているという女性たちに聞いてみると、「夜のうちにブローをして、翌朝簡単にセットできるようにしておく」や「スタイリングが楽なパーマをかける」など朝、簡単にスタイリングできるよう準備して時短しているという声が多く聞かれた。