俳優の斎藤工と女優の剛力彩芽が、25日に放送される日本テレビ系バラエティ特番『誰も知らない明石家さんま3時間SP 初密着!さんま5つの謎を解禁!』(19:00~21:54)で、明石家さんまと大竹しのぶの結婚と離婚を演じる。
番組では、さんまと大竹の関係を、又吉直樹の脚本でドラマ化。わずか4年で結婚生活に終止符を打った2人だが、さんまが“人生でいちばん長く感じた”1日は、1992年9月9日の離婚会見の日だったという。
芸能界で前例のない、異例の離婚会見となったのは、別れる2人が同じ日に同じ場所で、離婚会見を続けて行ったこと。実は会見の直前、2人は同じ部屋にいたのだという。そのとき、2人は何を話し、何を感じたのか…今回のドラマは、離婚会見直前の控え室シーンから始まる。タイトルは「さんまのいちばん長い日」だ。
2人の出会いは86年、ドラマ『男女7人夏物語』の共演がきっかけ。さんまが、結婚相手としては生涯たった1人かもしれないと思うほど、大竹を愛した理由、結婚を決意した理由とは…。そして、たった4年で、なぜ離婚することになったのか。別れた今でも、家族4人で食事をし、さんまは大竹の舞台を観に行き、時にはテレビ番組でも共演する不思議な関係の2人の今まで明かされなかった結婚生活、離婚の真相も明らかになる。
さんまは、ドラマ撮影後の剛力と行きつけの焼き肉店で対面し、「ドラマのオファーをよく受けたな」と照れながら声を掛けたそう。ドラマのキャストが決定した後、大竹に「剛力があなたの役やんねや」と言ったところ、大竹が「似てる?」と聞いてきたという。さんまは「似てないわ、アホーっ」と言おうとしたが、「そういや若いときの雰囲気と似てんのとちゃう?」と大人としての返しをしたそうだ。
スタジオ収録で、ドラマを見たさんまは、照れながらも「斎藤工が演じると、かっこよくなるな~」と満足の様子。ほかにも、東野幸治、渡部建が出演する。
今回のオファーに「ひたすら驚きました」という斎藤。「関西弁の演技で挑もうとしましたが、安いモノマネになってしまうより、自分ならではの“さんまさん像”を、自分を通じて表現しようと思い、役と向き合いました」といい、「撮影後は、全てを吸い取られた屍のようになりました。それほど、さんまさんという方は“輝き”の強い方です。表裏のないと有名なさんまさんですが、本当のさんまさん、さんまさんの“裏”に出逢える作品になっていると思います」と胸を張った。
一方の剛力は「大竹しのぶさんの役を演じることは、正直不安だったんですけど、しのぶさんは、普段どんな感じだろうとか、さんまさんと一緒にいる頃を想像しながら、自分の中で、しのぶさんの明るさや独特の雰囲気をイメージしながら、演じました。難しかったですけど、楽しかったです」と感想。「お2人が共演されている場面にも居合わせたことがあるのですが、本当に別れたの?と思うほど、今でも仲が良く、波長も合い、さんまさんのしのぶさんへのツッコミの息の合い方も素晴らしいお2人だったので、今回そんなお2人のドラマを演じることができて、光栄でしたし、大変貴重な経験をさせていただき、うれしかったです」と喜んだ。
また、剛力は「さんまさんは、しのぶさんや結婚生活のことなど、テレビでは面白おかしくお話されていますが、実は、電話のプロポーズの場面など、とってもロマンチストで、ちょっと照れ屋で、甘酸っぱくてキュンっとする一面を知ることができ、かっこいいなと思いました」と印象に変化も。「そんな、さんまさんの意外な一面や、パワフルで素敵な女性であるしのぶさんの絆を感じることのできる、お2人のドラマを純粋に楽しんでいただけると思います」と呼びかけている。