女優の篠田麻里子が13日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた短編アニメ『アニ×パラ~あなたのヒーローは誰ですかepisode4』(BS1ほか 11月17日スタート)の記者会見に、ゴールボール日本代表候補の安室早姫選手、日本ゴールボール協会広報担当の増田徹氏、脚本の山田隆司氏らとともに出席した。
同短編アニメは、2020年東京パラリンピックに向けて、パラスポーツの魅力を5分で紹介するもので、現在、ブラインドサッカー、パラ陸上競技、車いすテニスの3作を放送中。11月中旬スタートの第4弾『ゴールボール編』では、人気アニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』とのコラボが実現。いつもの「こち亀」テイストを貫きつつ、ゴールボールという競技の面白さが伝わる内容になっている。
ゴールボール日本代表・天浦結希選手の声優を務める篠田は、パラスポーツとの関わりについて「パラリンピックを見て興味を持って、実際に去年と今年、お仕事で車いすテニスや車いすバスケなどを実践させていただくことが多くて、難しさも見ているだけとはまた違うので、自分がやってみることで改めてパラスポーツの面白さを知りました」と語り、「パラスポーツって自分たちがやる機会も、見る機会も少ないと思うんですね。それを大人気の『こち亀』とコラボすることで、よりいろんな方に見ていただけるし、その魅力を知っていただけると思うので、今回はすごいコラボだなと思いました」と期待に胸を膨らませた。
さらに「昔から『こち亀』を見ていたので、その『こち亀』に参加できるというだけでも嬉しかったですし、とても光栄な機会をいただけてありがとうございました。『こち亀』の一員として参加できたことは嬉しかったです」と笑顔を見せた篠田は、アフレコ現場で両津勘吉の声優を務めるラサール石井とどんな交流をしたか尋ねられると「声を入れること自体に緊張を感じていたので『大丈夫だよ、大丈夫だよ』って優しい言葉をかけていただいて、生で“両さんだ”って思いました」と目を輝かせ、自身のアフレコに自己採点を求められると「100点って言ったほうが皆さんに見ていただけるかなと思うので(笑)、自信を持ってこのアニメを皆さんにお伝えしたいなと思います」とアピールした。
また、アニメの最後に『あなたのヒーローは誰ですか?』と問いかけている篠田は、自身にとってのヒーローは誰か尋ねられると「一概に言って助けてくれるのもヒーローなので両親ですかね。この世に産んでいただいて、自分が生きていることすら幸せだなと思えて、何かがあったときに助けてくれる、そういう感覚でいうとヒーローは両親かなと思います」と答えた。
ゴールボールとは、視覚障害者のために考案された競技で、アイシェイドと呼ばれる目隠しをつけ、1チーム3名で鈴の入ったボールを投げ合い、相手のゴールを狙うスポーツ。日本は女子チームがロンドンパラリンピックで金メダル、先月のアジアパラ大会でも金メダルを獲得した。