住環境研究所は11月7日、50代以上を対象とした「中高年の生活・住まい関する意識調査」の結果を発表した。調査時期は2018年9月、有効回答は1,180人。
現在働いている人に何歳まで仕事を続けたいか尋ねたところ、50代の75%が「60代まで仕事を続ける」、60代の51%が「70代まで仕事を続ける」、70代以上の53%が80代以上まで仕事を続ける」と回答。いずれの年代でも半数以上があと10年は仕事を続けたいと考えていることがわかった。
定年に向けて準備していること(退職者は準備していたこと)を聞くと、「何も準備していない」との回答は36%で、6割以上が何らかの準備をしていた。具体的には、「趣味や生きがいをつくる」と「体力をつける、足腰を鍛える」が各33%で最も多く、次いで「今後の日常生活にかかる費用の試算」が29%、「退職金や年金見込み額の試算」が27%、「頭をつかう、脳トレーニングをする」が23%と続いた。
夫婦観についてみると、「夫婦といえども一人の時間がほしい。それでこそ仲良く暮らせる」との考えに近いと答えた人は51%で、2000年調査(39%)より12ポイント増加。一方、「会話があってこそ分かり合える、共有の時間を多く持ちたい」との考えに近い人は16%で、2000年(35%)より19ポイント減少した。