フィリップ モリス ジャパンは11月15日、加熱式たばこ「IQOS(アイコス)」の新型モデル「IQOS 3」と「IQOS 3 MULTI」を発売する。顧客視点に立ったユーザビリティ向上を開発コンセプトに据え、改良を重ねて生まれたという両モデル。発売に先がけて、実際に使用してみた感想をお届けしよう。
操作感とデザイン性を向上した「IQOS 3」
まずは、現行の「IQOS 2.4 Plus」の後継モデルにあたる「IQOS 3」を手に取ってみる。よりコンパクトかつスタイリッシュに進化したビジュアルが印象的だ。チャージャーは現行モデルから3g増量しているものの、スリムになったことでむしろ軽くなったようにさえ感じられる。
ホルダーの出し入れがよりスムーズになる「サイドオープニングシステム」の採用も大きな変更点。これまでのモデルで課題とされてきた、フタ部分の破損を防止する効果も期待できそうだ。
また、ホルダーをチャージャーに挿入する際、向きを気にする必要がなくなったのも嬉しいポイント。「IQOS 3」のホルダーはチャージャーとの接点が円形で、なおかつマグネット式となっている。これにより、充電していたつもりができていなかった、という事態を防ぐこともできるだろう。
充電コネクタには、新たにUSB Type Cを導入した。その結果、「IQOS 3」では従来モデルと比べ約40秒もの充電時間短縮を実現。フル充電でヒートスティック20本分の喫煙が可能という点は据え置きとなっている。
すべての素材や設計を見直すことで、衝撃耐久性もアップ。さらに、カラーや質感のバラエティに富んだアクセサリーも展開しており、最大576通りもの組み合わせによるカスタマイズが楽しめるという。
チェーンスモーク可能な「IQOS 3 MULTI」
続いては、チャージャーとホルダーが一体型となった「IQOS 3 MULTI」を試してみる。最先端のテクノロジーが詰まった1台は、50gという驚きの軽さを誇りながらも味わいはしっかりとキープ。そして何より、フル充電でヒートスティック10本分の連続喫煙が可能となっているのが大きな見どころだ。
「IQOS 3」と同様に、「IQOS 3 MULTI」の充電コネクタにもUSB Type Cを採用。待ち時間なく連続使用できる“10回”という数字を心もとなく思うユーザーもいるかもしれないが、不安な場合はモバイルバッテリーを持ち歩くなどしてカバーするほかないだろう。持ち運びやすさを取るか、充電の安心感を取るか。いっそ「IQOS 3」と「IQOS 3 MULTI」を1台ずつ所有し、どちらかを持ち歩く用にしてもいいかもしれない。
今回紹介した新型2モデルともに肝心の味わいはそのままなので、既存のIQOSユーザーが乗り換える分には何の違和感もないだろう。いずれも「IQOSストア」(札幌、仙台、原宿、銀座、名古屋、梅田、心斎橋、広島、福岡)および「IQOSオンラインストア」にて発売予定。過去には初期ロットの出荷台数が不足したモデルもあるため、買い逃したくないという人は公式サイトを随時チェックしておこう。
※価格はすべて税込