女優の真矢ミキが主演する東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『さくらの親子丼2』(毎週土曜23:40~ ※全8話予定)が、12月1日からスタートすることが20日、明らかになった。真矢の主演する連ドラがシリーズ化されるのは、これが初めてとなる。

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『さくらの親子丼2』主演の真矢ミキ=東海テレビ提供

『さくらの親子丼』は、昨年10月期に放送され、真矢演じる古本屋の店主・九十九さくらが、無償で親子丼をふる舞い続けることを通して、行き場をなくした子供たちに手を差し伸べる姿を描いたもの。パート2となる今回は、舞台を子どもシェルターに移して展開される。

シェルターは、虐待を受けた子どもたちが一時的に避難・保護できる施設で、親や大人から子どもを守るため、その場所は非公表。さくらはこのシェルターで“強靭なおばちゃん”の食事スタッフとなり、親子丼以外のさまざまなメニューが登場する。

真矢は続編の決定について「うれしいですね。私、何事においても初めてって“好物”なんですよ(笑)」と喜びながら、「パート1は現場が一丸となり、みんなが一歩、一歩前に進みつつ作っていました。この作品が、人の心に訴えるものがあるというのは、ドラマに関わった人たちの泥臭さがあったからでしょうか…。どんなに時代がハイテクになっても『最後は人の気持ちが、ドラマを作るんだ』との気持ちで、スタッフ・キャストみんながつながっていましたね」と振り返る。

この作品に出演して、「子どもたちを取り巻く環境や、さまざまな問題にさらに目が行くようになり、『こんなに多いんだ』と実感しています」といい、そんなニュースを見聞きして「『いま、やるべき作品なんだ』 と、私の背中を押してくれ、心を奮い立たせてくれています」と心境を語った。

東海テレビの河角直樹プロデューサーは「この国は益々混迷を深め、人々は自分の生活に汲々とし、他人への無関心が、蔓延しているように思われます。しかし厳しい時代にこそ、人に手を差し伸べる優しさが求められます。今こそ、九十九さくらが登場するべきだと考え、『さくらの親子丼2』を世に送り出します!」と続編の企画理由を説明。「この1年の間も、朝の情報番組で厳しい現実と向き合ってきた真矢さん。そんな真矢さんだからこそ、簡単には敗北しない、“強靭なおばさん”九十九さくらとなれるのだと思います」と期待を寄せている。

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