俳優・駿河太郎の主演で、やしきたかじんの半生を描くカンテレのスペシャルドラマ『なめとんか やしきたかじん誕生物語』(11月20日19:00~20:59 ※関西ローカル)に、山口智充、西村和彦、石田明(NON STYLE)が出演することが決定した。
山口が演じるのは、たかじんの大学時代のバイト先オーナーで、父親のように見守る恩人・佐々木役。「佐々木さんという方は本(著書)を読ませていただいて知りました。ご本人は、写真を見るとオールバックの方で、人となりも、太陽のように明るくて豪快な人で、面倒見もよい人物のようで、『じんちゃんをなんとかしてやろう』と思っている人。自分的には入りやすいと思いました」と、役柄の印象を語ってる。
西村が演じるのは、たかじんの歌の才能を見出し、レコードデビューさせたキングレコードの社員をモデルにした竹中役。この役を演じることに、「すごくありがたくて贅沢なことだなと思いました。たかじんさんにお世話になった人で、この作品にちょっとでもいいから出たいという思いを持った人はたくさんいると思う。その人たちの気持ちがのっかってる作品なので、呼んでいただいた幸せをかみしめながら、下手打たんように頑張らなあかんなと思います」と意気込んだ。
そして、石田が演じるのは、たかじんの高校時代の親友で、歌詞を提供する作詞家・山崎役。「作品を生み出すのがうれしい時期から、生み出すことが苦しい時期が来るんです。そういうときの(作詞家・山崎の)葛藤はわかる気がします。僕もネタを相方に渡したりするけれど、渡すときのドキドキ感とかありますから、書いた歌詞をたかじんに渡すシーンなどは気持ちがわかります」と、役への共感を明かした。
他にも、ホステス役の村川絵梨、三船美佳、ラジオ局のプロデューサー役の桂ざこばに加え、オール巨人、大平サブロー、秋野暢子、トミーズ健、遙洋子、木本武宏(TKO)、月亭八光、団長安田(安田大サーカス)、岡山祐児(オーケイ)など、たかじんに縁のある人物が次々に登場。
主演の駿河は「本当に1シーンとか2シーンだけでこんな人らが出てきてくれんねんや、っていうようなことになってて。そこにいられることが僕は幸せですし、たかじんさんのことが好きやった視聴者の方も楽しめる作品になるのではないかと思っております」と自信を示している。