お笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介と石田明が22日、沖縄で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」内で行われた「原作開発プロジェクト」発表会見に登壇した。

NON STYLEの石田明(左)と井上裕介

よしもとクリエイティブ・エージェンシーは、さまざまなユーザー投稿型サービスとタッグを組み、枯渇している原作を開発し、才能を育成していく新たな仕組みを生み出す「原作開発プロジェクト」を展開中。このたび、昨年11月より作品を募集していたKindle ダイレクト・パブッシングによる小説部門と、STORYS.JPによるノンフィクション部門のグランプリ作品が決定し、授賞式が行われた。

司会のNON STYLEは、プロジェクトについて説明。ノンフィクション部門の審査員も務めた石田は「皆さん世に発信する力がすごい。言葉がしっかりしている」と応募作品のレベルの高さを称賛した。そして、「井上の100倍国語力ある。あの謝罪会見ひどかったからね。国語力のなさが。車に敬語使ってましたよ」と、交通事故を起こした井上の謝罪会見をイジり、井上は「国語力はないけど熱意で」と訴えた。

なお、Kindle ダイレクト・パブッシング<小説部門>でグランプリに輝いたのは、小野寺秀樹さんの『桜七II(上)と、大石ロミーさんの『エスカレーターボーイ』の2作品。STORYS.JP<ノンフィクション部門>のグランプリは、安本篤人さんの『マクドナルドで役立たずだった僕が、仏像彫刻科として生きて行くまでの話』が受賞した。

大賞受賞作品は、よしもとのサポートで再出版・映像化、Amazonでの販売・映像配信など、作品に応じてアウトプットの機会を手に。そして、よしもとの製作・PR・マネジメント力によって、原作と才能を最大限に引き出し、世に輩出していく。この日の会見では、MediBang!による漫画部門の作品募集を開始することも発表された。