ウェザーニューズは10月1日、2019年の花粉シーズンに向け、「第一回花粉飛散傾向」(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)を発表した。
2019年の花粉飛散量は、西日本の一部で平年をやや下回る地域もあるが、全国的に平年並みか、平年より多い予想。全国平均では平年の6割増となり、特に、東日本を中心に予想飛散量が平年の1.5~3倍になるとみている。
これは2018年の夏に、「ダブル高気圧」(太平洋高気圧とチベット高気圧の張り出しが強まり、上空で2つの高気圧が重なり合う状態)の影響による猛暑で十分な日照があり、花粉の雄花の生長を促進する天候となったためという。
また、全国的に花粉飛散量の少なかった2018年シーズンと比べても、北海道を除いて花粉飛散量はほとんどの地域で多くなる予想。特に、東日本を中心に6年ぶりの大量飛散となる恐れがあるとのこと。「ここ数年、花粉症の症状が軽かった方も油断せず、2019年シーズンは早めの対策がおすすめです」と同社。