博報堂生活者アカデミーは8月2日、「ビジネスリーダー調査2018」の結果を発表した。調査時期は2018年1月、調査対象は従業員数100人以上の企業に勤務する経営者・役員、管理職(部長・課長)、有効回答は1,300人。

1位は「切磋琢磨」

  • 現状の職場環境に当てはまる、ことわざ・慣用句ランキング(出典:博報堂Webサイト)

現状の職場環境にあてはまる、ことわざ・慣用句を尋ねたところ、経営者の1位は「好きこそものの上手なれ」と 「ローマは一日にして成らず」(各62.3%)。管理職は1位「和を以て貴しとなす」(53.0%)、2位「石橋を叩いて渡る」(52.7%)となった。同調査では「経営者は現在の自社を、好きを仕事にでき、じっくりと時間をかけることができる職場環境であると捉え、管理職は現在の自社を、和を大事にするものの保守的な職場環境だと捉えている」と分析している。

理想の職場環境にあてはまる、ことわざ・慣用句を聞くと、経営者・管理職ともに1位「切磋琢磨」(経営者89.3%、管理職86.9%)、2位「ローマは一日にして成らず」(同89.0%、同85.8%)との順に。同調査では「経営者と管理者ともに、中長期的な目線を持ちながら、同僚同士互いを高め合う職場環境を理想としている」とみている。

自分の会社・団体にとって今後(も)重要になる用語は、経営者・管理者ともに1位「生産性」(同89.0%、同85.0%)、2位「発想」(同88.7%、同84.5%)、3位「イノベーション」(同85.0%、同82.8%)が上位にランクイン。一方、「飲みニケーション」などの旧きビジネス慣習や、「デザインシンキング」「MBA」といった専門的なビジネススキルに関する用語は下位に沈んだ。