俳優の織田裕二が、10月スタートのフジテレビ系ドラマ『SUITS/スーツ』(毎週月曜21:00~)で、月9ドラマに10年ぶりに主演することが1日、分かった。
このドラマは、アメリカでシーズン8まで続いている大ヒットドラマ『SUITS』が原作。大手弁護士事務所に所属する敏腕弁護士・甲斐正午(織田)が、極端に勝利至上主義で、そのためには手段を選ばないことを上司に心配され、昇進の条件としてアソシエイト(パートナーとして働く若年の弁護士)を迎えることを提示される。
そのアソシエイト・鈴木大貴を演じるのは、織田と初共演となるアイドルグループ・Hey! Say! JUMPの中島裕翔。頭脳明晰で一度見たものは決して忘れないという驚異的な完全記憶能力を持ちながらも、悪友の影響でその日暮らしのフリーター生活を送り、さまざまな業種の替え玉受験で生活費を稼いでいたという人物だ。
この2人がタッグを組み、さまざまな訴訟を解決するまでの活躍を、池上純哉氏の脚本、土方政人氏の演出で描いていく。
『正義は勝つ』(95年、フジ)以来、23年ぶり2度目の弁護士役に挑む織田は、原作の印象について「スピーディーでスタイリッシュな演出で、個性的な出演者たちがクスっと笑わせ、飽きさせない作品です。これを日本版ではどう料理するのか、日本ならではの面白さが出せればと思います」とコメント。
月9ドラマは、『太陽と海の教室』(08年)以来10年ぶりだが、「プロデューサーさんから『月9ドラマは新たなチャレンジを始めた』と伺ったので、これを受けて私も新たな挑戦をしたいと思います」と意気込み、初共演の中島については「“天才・鈴木大貴”を彼がどう演じてくれるかとても楽しみです。難しいセリフがたくさんあり大変だと思いますが、バディとして頼りにしています」と期待をかけた。
その中島は「織田さんの演じられる甲斐は絶対に渋くてカッコいいと思うので楽しみで仕方がありません。役柄でも裏側でも、バディと認められるように織田さんにしっかりとついていきたいと思います!」と抱負。弁護士役は初挑戦で、「原作を見ている時から難しい言葉が多いなぁとキャストさんたちの苦労を思っていたのですが、まさか自分がやらせていだだけるとは。今は自分の心配をするので精いっぱいです。今、実際の弁護士さんにお話を聞いたりして弁護士のイロハを教わっています」と、役づくりに取り組んでいることを明かした。
フジテレビの後藤博幸プロデューサーは「全米大ヒットドラマを原作としてやらせていただくのは、“月9ドラマ”初の試みですので、ぜひ話題作にしたいと思います!」と意気込み、「重要なキャラクターを織田さんと中島さんに演じていただけることになり、強烈な“勝算”を感じます。7年間、考え抜いた結果、織田さんと中島さんは間違いなくベストキャスティングです!」と自信を示している。