異人館が建ち並び異国情緒が漂う兵庫・神戸北野の玄関口に8月1日、「PEANUTS HOTEL(ピーナッツ ホテル)」がグランドオープンする。スヌーピーをテーマにしたデザインホテルは日本初となる。今回は、スヌーピーがいっぱいの「ピーナッツ」の世界にご案内しよう。

  • 「PEANUTS HOTEL(ピーナッツ ホテル)」の場所は神戸北野の玄関口。各線三宮駅から徒歩約7分とアクセスは抜群

    「PEANUTS HOTEL(ピーナッツ ホテル)」の場所は神戸北野の玄関口。各線三宮駅から徒歩約7分とアクセスは抜群

  • レセプションでは上にも目を向けて

    レセプションでは上にも目を向けて

全18室全て異なる"コミック"がコンセプト

神戸の中でも観光客に人気高い北野エリアに完成したピーナッツホテル。各線「三宮駅」から徒歩約7分、新幹線の「新神戸駅」からも徒歩約12分という好立地で、異人館を望む北野坂近くの幹線通り沿いにある。

  • 内装イメージは「小説家の部屋」(Room41)

    内装イメージは「小説家の部屋」(Room41)

ホテルの客室は全18室。4階から6階までの3フロアを「IMAGINE(4階)」「HAPPY(5階)」「LOVE(6階)」に分け、全ての部屋に異なる"コミック"がコンセプトとして掲げられている。友情や恋、人生哲学など、子どもから大人まで共感できるピーナッツのストーリーが見事に表現されている客室には、ファンならずとも感性が刺激されることだろう。

  • 唯一の和テイストの客室。スヌーピーの掛け軸や障子も(Room54)

    唯一の和テイストの客室。スヌーピーの掛け軸や障子も(Room54)

どの客室も、ユニークで深いピーナッツの魅力を存分に感じられる。旅の気分に合わせて客室を選べば、その世界観により一層浸ることができるだろう。何度訪れても飽きさせないユーモラスな創意工夫が光っている。

  • 壁にはスヌーピーのぬいぐるみがぎっしり(Room47)

    壁にはスヌーピーのぬいぐるみがぎっしり(Room47)

  • インテリアのこだわりに心がくすぐられる。あふれる冒険のワクワク感(Room56)

    インテリアのこだわりに心がくすぐられる。あふれる冒険のワクワク感(Room56)

  • アンティークのフィギュアがどこか懐かしい雰囲気を演出(Room63)

    アンティークのフィギュアがどこか懐かしい雰囲気を演出(Room63)

  • 大きなピンクのスヌーピーがお出迎え。ピンク一色で可愛さ満点(Room64)

    大きなピンクのスヌーピーがお出迎え。ピンク一色で可愛さ満点(Room64)

それぞれの客室にはシャワーとトイレが備えられており、装備としてテレビや冷蔵庫、金庫、電気ケトル、ドライヤー、そして、無料Wi-Fiにも対応している。無料の水がスヌーピーデザインの「KOBEウォーター」なのもポイントだ。なお、パジャマ等の部屋着は用意がないため、忘れずに持っていくようにしよう。

  • アメニティにも、もちろんスヌーピー!

    アメニティにも、もちろんスヌーピー!

  • それぞれの部屋にはトイレとシャワーが備えられている(Room53)

    それぞれの部屋にはトイレとシャワーが備えられている(Room53)

中でも目玉なのが、スヌーピーと鳥たちのコミックをイメージした「Special Room61」。客室は14平方メートルから展開しているが、この客室は最も広い31平方メートルを有しており、バスタブを備えているほか、テラスまである豪華さは目を見張る。スヌーピーをモチーフにしたモノトーンを基調に、スヌーピーがたっぷり味わえる特別な一室だ。

  • 「Special Room61」のテラスには、世界を旅するプラントハンター西畠清順氏プロデュースの緑が広がる

    「Special Room61」のテラスには、世界を旅するプラントハンター西畠清順氏プロデュースの緑が広がる

  • 「Special Room61」の内装はモノトーン。やっぱりスヌーピーがたっぷり

    「Special Room61」の内装はモノトーン。やっぱりスヌーピーがたっぷり

  • 「Special Room61」のみ、シャワーに加えてバスタブを備えている

    「Special Room61」のみ、シャワーに加えてバスタブを備えている

テイクアウト専門のカフェにグッズも勢ぞろい

そして、1階にはカフェ「PEANUTS Cafe 神戸」が、3階にはダイナー「PEANUTS DINER 神戸」が、それぞれ併設される。こちらの空間は宿泊客以外も利用できるので、神戸観光のひとつのスポットとして利用するということも可能だ。

  • 「PEANUTS Cafe 神戸」の白い壁には、スヌーピーとライナスの大きなイラストも

    「PEANUTS Cafe 神戸」の白い壁には、スヌーピーとライナスの大きなイラストも

「PEANUTS Cafe 神戸」は、ブランドコンセプトである"西海岸コンフォートフード"をテーマにしたテイクアウト専門のカフェスタンド。「レモネード」(価格未定)等のドリンクや「ホットドッグ」(価格未定)を気軽に楽しめ、オリジナルアロマシリーズ「Lila」(2,200円~)等のオリジナルグッズをはじめとしたグッズも購入できる。カフェの営業時間は11~23時(L.O.22時)となる。

  • 暑い季節にぴったり! さわやかな「レモネード」(価格未定)

    暑い季節にぴったり! さわやかな「レモネード」(価格未定)

  • アメリカ西海岸を感じながら「ホットドッグ」(価格未定)を頬張ろう!

    アメリカ西海岸を感じながら「ホットドッグ」(価格未定)を頬張ろう!

  • オリジナルアロマシリーズ「Lila」(2,200円~)。遊び心ある心地良い香り

    オリジナルアロマシリーズ「Lila」(2,200円~)。遊び心ある心地良い香り

神戸食材がベースの「ピーナッツ」グルメが目白押し!

3階の「PEANUTS DINER 神戸」も1階のカフェと同様、イメージはピーナッツにゆかりある"アメリカ西海岸"だ。スヌーピーの大好物のピザや、ピーナッツの仲間たちをモチーフにした様々なフードなど、神戸の食材をベースにした色とりどりのメニューが並ぶ。

  • 木の温もりを感じられるダイナー「PEANUTS DINER 神戸」は居心地の良さも魅力

    木の温もりを感じられるダイナー「PEANUTS DINER 神戸」は居心地の良さも魅力

  • ダイナーのエントランスにはフォトスポットも!

    ダイナーのエントランスにはフォトスポットも!

ダイナー自慢の逸品はピザ。「スヌーピーのマルゲリータ」(1,500円)や「チャーリー・ブラウンのスペシャルパルマ」(2,500円)といったピーナッツのキャラクターをイメージしたピザは、淡路島のミディトマトやバジル、六甲シャンピニオン(マッシュルーム)などを使用しており、神戸の味をぜいたくに堪能できる。ピザは単品のほか、サラダ・スープ・ピザ・デザート・コーヒーor紅茶がセットになった「ピザコース」(2,800円)もある。

  • ランチの「ピザコース」(2,800円)の一例。デザートもフォトジェニック!

    ランチの「ピザコース」(2,800円)の一例。デザートもフォトジェニック!

また、夜も「メインコース」(4,500円)等、地元食材をふんだんに用いたメニューを展開する。ダイナーの営業時間もカフェ同様、11~23時(L.O.22時)となる。

  • ディナーの「メインコース」(4,500円)の一例

    ディナーの「メインコース」(4,500円)の一例

国内外の観光客を魅了する神戸の新スポットへ

ピーナッツの原作者、チャールズ・M・シュルツがアトリエを構えたアメリカ・カリフォルニア州のサンタローザが醸し出す空気感は、山と海に囲まれ自然が身近な神戸の街並みと重なるという。日本のみならず、世界中に熱烈なファンがいるスヌーピー。インバウンド需要に沸く関西において、神戸は大阪・京都に続けるか、その起爆剤となりえるピーナッツ ホテルのこれからに注目したい。

  • 「PEANUTS HOTEL」は神戸の新たな観光スポットとしても期待されている

    「PEANUTS HOTEL」は神戸の新たな観光スポットとしても期待されている

1室あたり料金3万円からとなり、料金には「PEANUTS DINER 神戸」での朝食も含まれている。客室の広さは14平方メートルから、定員は大人1~2人(12歳未満は1ベッドにつき1人まで添い寝可。添い寝の子どもの朝食は別途オプション購入でひとり1,500円)。ベットはダブルとツインの2タイプあり、エキストラベッドやベビーベッド、子どものアメニティの用意はない。

客室予約は7月20日より受け付ける。全18室と限られており、予約困難は必至。しばらくは混雑が予想されるため、早めの予約をオススメする。

(C) 2018 Peanuts Worldwide LLC

※価格は全て税別