千葉県浦安市の東京ディズニーランドで9日、開催中のアニバーサリーイベント「東京ディズニーリゾート35周年“Happiest Celebration!”」(~2019年3月25日)のプログラムとして10日にスタートする新しいナイトエンターテインメント「Celebrate! Tokyo Disneyland」が報道陣向けにお披露目された。
同エンターテインメントは、オーケストラの指揮者になったミッキーが、音楽に導かれるように東京ディズニーランドの中を巡る旅をするストーリー。シンデレラ城に映し出される映像に、色鮮やかな噴水や夜空いっぱいに広がる光の演出などを組み合わせ、幻想的で迫力のある“音楽の旅”を届ける。
はじめにシンデレラ城の壁一面にオーケストラのシルエットが映し出され、グーフィーの紹介でバルコニーに指揮者となったミッキーが登場。オーケストラが始まると、東京ディズニーランドのアトラクションにまつわる物語を象徴するシーンが次々と展開される。
巡る順番は、アドベンチャーランドからスタートし、ウエスタンランド、ファンタジーランド、クリッターカントリー、トゥーンタウン、そしてトゥモローランドへ。
まずはアドベンチャーランド。ハワイの鳥たちが愉快に歌う「魅惑のチキルーム:スティッチ・プレゼンツ“アロハ・エ・コモ・マイ!”」でスティッチがチキの神様の稲妻に襲われ、「ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション」では、ミッキーが双眼鏡でのぞいた風景や動物たちが映し出され、「カリブの海賊」ではしゃべるドクロに出会ったミッキーが海賊たちの世界へ巻き込まれていく。
ウエスタンランドでは、船長となったミッキーが登場し、ミッキーが鳴らす汽笛のアイズで「蒸気船マークトウェイン号」が出航し、四季を巡るクルーズへ出発。続いて、ミッキーと「カントリーベア・シアター」のクマたちが乗車した「ビッグサンダー・マウンテン」の鉱山列車が荒野を疾走し、積み上げられた火薬樽が大爆発のハプニングも。
ファンタジーランドでは、ミッキーとミニーが「キャッスルカルーセル」を楽しんでいるとふしぎの国のアリスやピーターパンが現れ、ティンカーベルが魔法をかけると『白雪姫』、『眠れる森の美女』、『美女と野獣』、『シンデレラ』のプリンセスと王子たちのロマンティックな物語がスタート。そして、「ホーンテッドマンション」のシーンでは、ゴーストたちの舞踏会などが映し出される。
クリッターカントリーでは、「スプラッシュ・マウンテン」の丸太のボートに乗ったミッキーが滝つぼに落下し大きな水しぶきが発生する。
トゥーンタウンでは、ジョリートロリーに乗り込んだミッキーがエリアを巡り、帽子をかぶり魔法の指揮棒を手にしたミッキーが音楽を操ると、音符や楽譜が竜巻に。空高く舞い上がったミッキーが落下すると同時に火薬スイッチを押してしまい、爆発とともに宇宙空間へ。
ラストはトゥモローランド。同エリアの過去のアトラクションや施設のポスターが漂う宇宙空間にたどり着いたミッキーが「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」のポスターに飛び込むとバズ・ライトイヤーとザークの戦いのシーンに。そして、「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」では、ミレニアム・ファルコン号などが飛び交う宇宙戦争のなかを進み、レーザーやサーチライトなどで盛り上がるなか、宇宙の旅が締めくくられる。
フィナーレでは、ミッキーがポップコーンカートのレバーを回すと、シンデレラ城がポップコーンに埋め尽くされ、「イッツ・ア・スモールワールド」が映し出されると、35周年のロゴが登場。そしてアトラクションを振り返った後、再びバルコニーにミッキーも登場して華やかなラストを迎える。
同エンターテインメントのほかにも、東京ディズニーランドでは「ハロー、ニューヨーク!」、東京ディズニーシーでは「レッツ・パーティグラ!」という新ステージショーが、10日よりそれぞれスタートする。また、夏イベントも同日開幕する。
撮影:宮川朋久