J.D.パワー ジャパンは6月28日、直近1年間のサービス利用経験に対する満足度を調べた「2018年日本クレジットカード顧客満足度調査」の結果を発表した。

「楽天カード」が2部門で1位に

  • J.D.パワー 2018年日本クレジットカード顧客満足度調査

    J.D.パワー 2018年日本クレジットカード顧客満足度調査

同調査では、年会費ごとに提供サービスが異なることを考慮し、「年会費1万円以上」「年会費1万円未満」「年会費無料」の3部門に分けて集計。「クレジット機能」「ポイントプログラム」「会員向けサービス/特典」「年会費」「手続き・サポート」の5ファクターについて、各ファクターの総合満足度に対する影響度をもとに、総合満足度スコア(1,000ポイント満点)を算出した。

「年会費1万円以上」部門(対象9ブランド)の総合満足度1位は「楽天カード」(676ポイント)が獲得。同カードは「クレジット機能」「ポイントプログラム」「会員向けサービス/特典」の評価が高かった。以下、2位「アメリカン・エキスプレス」(639ポイント)、2位「セゾンカード」(636ポイント)と続いた。

「年会費1万円未満」部門(対象16ブランド)では、「クレジット機能」「年会費」「手続き・サポート」で高評価を得た「エポスカード」(693ポイント)が首位。次いで、2位「楽天カード」(655ポイント)、3位「au WALLET クレジットカード」(651ポイント)となった。

「年会費無料」部門(対象9ブランド)では、1位「楽天カード」(669ポイント)、2位「オリコカード」(645ポイント)、3位「エポスカード」(620ポイント)の順となった。

3部門の総合満足度を比較すると、「年会費1万円未満」部門が最も低く、「年会費」を除く4ファクターで他の2部門より満足度が低くなっていた。同調査は要因の一つとして「カードの魅力度の低さ」を挙げ、「他社との差別化、顧客のロイヤルティを高めるためにも、魅力あるサービス提供が求められる」と述べている。

調査時期は2018年4月、調査対象は日本国内で発行される個人向けクレジットカードのうち、クレジットカード会社が発行するプロパーカードを保有する20~69歳の本会員、有効回答は1万200人。