マンションマーケットは6月15日、東京メトロ9沿線のマンション価格上昇率ランキングを発表した。
対象路線は、「銀座線」「丸ノ内線」「日比谷線」「東西線」「千代田線」「有楽町線」「半蔵門線」「南北線」「副都心線」。マンションマーケットが運営するマンション相場情報サイト「マンションマーケット」のデータ(2018年3月19日時点)を用いて、各沿線の駅から徒歩10分圏内にある2007年築マンションの2017年と2018年の平均平米単価を比較し、価格上昇率が高い順にランキングを作成した。
東京メトロ9路線の中で上昇率1位となったのは「銀座線」で上昇率は7.60%。以下、2位「千代田線」(上昇率5.15%)、3位「半蔵門線」(同3.64%)、4位「副都心線」(同2.27%)、5位「東西編」(同1.46%)、6位「有楽町線」(同1.36%)、7位「丸ノ内線」(同1.20%)、8位「日比谷線」(同1.00%)、9位「南北線」(同0.39%)と続き、全沿線が上昇していた。
1位となった銀座線について、具体的に上昇率が高かった駅および物件と上昇率をみると、1位は青山一丁目駅の「パークハウス赤坂新坂」(上昇率137.9%)、2位は浅草駅の「スカイコート浅草雷門」(同115.2%)、3位は同じく浅草駅の「日神デュオステージ浅草寿町」(同112.6%)の順となり、浅草や田原町といった下町エリアも上位に入りつつ、青山や虎ノ門などの都心一等地もランクインする結果となった。
同調査では下町エリアが上昇した理由について、「交通利便で考えると割安な物件が多い点などから、東東京エリアの需要が増しマンション価格も上がった」と分析している。