本田技研工業(ホンダ)は24日、モトクロス競技専用車「CRF450R」とエンデューロ競技専用車「CRF450RX」のエンジン出力を向上させるとともに、双方にローンチコントロールシステムを初採用するなど仕様の一部を変更し、2019年モデルとしてそれぞれ8月28日に受注期間限定で発売すると発表した。受注期間は5月29日〜12月28日。

  • 「CRF450R」 エクストリームレッド(輸出仕様車)

「CRF450R」「CRF450RX」ともに、燃焼室形状と排気レイアウトを見直し、排気効率を高めることでエンジンの全回転域において出力・トルクを向上させた。また、より安定したスタートを実現するため、スタート直後の急激なアクセルワークに対して着実なトルクを得られるように、エンジンの回転上昇を瞬時に制御する3段階のレベルが選択可能なローンチコントロールシステムを採用。このシステムは、HRC(ホンダ・レーシング)がワークスマシンに採用している技術をフィードバックしている。

  • 「CRF450RX」 エクストリームレッド(輸出仕様車)

車体は、ピボットプレートとエンジンハンガーを変更し、剛性の最適化を図ることでしなやかな特性とした。また、ハンドル位置を従来モデルより低く設定することで、ライダーがより自由に体重移動しやすいよう配慮している。トップブリッジには、ハンドルホルダーの取り付け孔を前後2カ所配置し、ハンドルホルダーのハンドル受け部を偏心させることで、4通りのハンドル位置が選択できるなど、操縦のしやすさを追求した。

カラーリングは、両車種ともにホンダのモトクロスマシンのアイデンティティーを継承する「エクストリームレッド」を主体色に、ホイールリムを精悍なブラックとしている。

価格は、「CRF450R」が96万6,600円、「CRF450RX」が98万2,800円(どちらも税込)。