楽天は5月14日、2019年卒業予定の学生を対象とした「IT業界 新卒就職人気企業ランキング」の総合トップ150社を発表した。調査期間は2017年11月16日~2018年4月12日、調査対象はクチコミ就職情報サイト「楽天みん就」学生会員、有効回答は4,560人。

「NTTデータ」が9年連続首位

総合ランキング1位は「NTTデータ」で、2010年の調査開始以来9年連続で首位の座を維持。次いで2位「富士通」(前年2位)、3位「グーグル」(同3位)、4位「楽天」(同4位)、5位「SCSK」(同5位)と続き、トップ5は前年と同順位となった。

  • 「IT業界 新卒就職人気企業ランキング」結果概要(総合トップ20)

前年10位だった「アクセンチュア」は6位に躍進。以下、7位「伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)」(同6位)、8位「ヤフー」(同7位)、9位「野村総合研究所(NRI)」(同8位)、10位「NEC(日本電気)」(同9位)となった。

トップ20には、「Sky」(33位→15位)、「TIS」(24位→16位)、「アビームコンサルティング」(22位→17位)、「オービック」(23位→20位)の4社が前年から順位を上げてランクインした。

同調査はトップ20に入った企業について、「企業間取引業態の企業が台頭してきた一方、依然として一般消費者向けサービスを持ち、社名やサービス名自体の知名度が高い企業に人気が集まる傾向が見られた」と分析。他方、「魅力度別」にみると、項目ごとに総合ランキングとは異なる顔ぶれの企業が上位に入る結果となった。

また業態分類別にみた場合、銀行系のランクダウンが目立った2018年の「新卒就職人気企業ランキング」と同様に、「ユーザー系金融」では全17社中11社が前年から5つ以上順位を下げた。