俳優の鈴木亮平が4月30日、自身のブログを更新し、29日に放送された主演を務めるNHK大河ドラマ『西郷どん』(毎週日曜 NHK総合20:00~20:45 BSプレミアム18:00~18:45)の第16回「斉彬の遺言」の撮影裏話を明かした。

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鈴木亮平のアメブロオフィシャルブログより

「マントの秘密(西郷どんこぼれ話16)」と題して更新した鈴木は、「『西郷どん』第16話、観ていただいてありがとうございました。いかがでしたでしょうか? 安政の大獄が始まりました。本当の幕末の始まりです」と書き出し、「吉之助の人生にも暗い影が忍びより、辛い展開が続いていますね。ということで、ここで月照様との明るい写真を一つ」と、月照を演じる歌舞伎俳優・尾上菊之助との笑顔の2ショット写真を公開した。

そして、「こんな底抜けに明るい二人、ドラマの中でも見られたら良いですね!菊之助さん、ありがとうございます」とコメント。続けて、「そういえば現場で『きくのすけさーん』と呼ばれると『きちのすけさーん』と聞こえて僕が『はーい』と返事するということが何度かありました」とこぼれ話を披露した。

また、「殿の幻影と対面したシーンで殿はマントを着ていましたが、実はあれは子供の吉之助が初めて殿に会った時に着ていた『天狗』の上着なのです。死へと誘われていく中で、吉之助の心が生み出した幻想の殿は、あのお姿でした。僕も森の中でのあの時間は、どこかあの頃の小吉に戻っていたような気がします」とラストシーンで斉彬が亡霊となって再登場したシーンを振り返った。

さらに、斉彬の死を聞いた吉之助が雨の中崩れ落ちるシーン撮影は「膝をついて台本上のお芝居が終わってからも5分以上カメラが回り続けました。僕の生々しい感情を引き出すためにそこまでやってくれるのが西郷どんチームなのです」と明かし、「つまりなかなかSっ気のある現場でもあります。最後の方、雨で地面がプールみたいになってましたからね(笑)」と冗談っぽくコメント。

最後は「さて、亡き殿の声を聞き、『生きていく』と決めた吉之助。来週の第17回は『西郷入水』。『人間は確信を持って生きているわけじゃなく、迷い、惑い、苦しむ。それが人の心を動かす』ある方が言ってくれた言葉です。来週も、是非観てくださいね。ほな」と呼びかけた。

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