コツコツ骨ラボは4月24日、「子どもの骨の健康と食生活」に関する意識調査の結果を発表した。調査期間は2018年3月30日~4月2日、調査対象は25歳~49歳の子育て中の母親で、有効回答は1,000人。
どんな子に育ってほしいか尋ねたところ、「思いやりのある子」(78.6%)、「コミュニケーションが上手にできる子」(69.1%)、「メンタルが強い子」(68.4%)が上位3位に入り、「骨や身体が丈夫な子」(43.3%)は5位だった。
子どもの食に関する悩みとして、「子どもの成長に適切な食事や栄養を理解できている自信がない」を挙げた母親は4人に1人以上の26.6%となった。
子どもの骨の成長に必要だと思う栄養素を質問すると、丈夫な骨を作るゴールデン・トライアングルの栄養素のうち、骨の材料となる「カルシウム」の認知率は74.1%と高かったものの、「カルシウム」を骨に吸収させやすくする「ビタミンD」は46.7%、「カルシウム」を骨に沈着させる「ビタミンK2」はわずか14.4%だった。
また牛乳や乳製品以外で、骨に重要な栄養素が含まれている食品を「健康な骨をつくるため」に摂(と)らせている母親は少ないことが判明。例えば、ビタミンDを含む「きのこ類」は13.9%、ビタミンK2を含む「納豆」は31.8%にとどまった。
最後に骨に関する知識を調べたところ、「骨は成人(20歳)までを目安に作られる」「筋肉を鍛えて強くすることはできても、骨は強くすることはできない」など、母親世代に知っておいてほしい知識の正答率が特に低い結果となった。