気温が上がってくると、日々恋しくなってくるのがビール。会社帰りに仲間と美味しいビールをグビーッとやれば、仕事のストレスもふっとんじゃうはず。まして、オリジナルビールと美味しい料理があればなおのこと。今回は、浜松町「Ottotto BREWERY」にお邪魔してグビッとノドを潤してきた。
自家醸造のクラフトビールを提供
各線大門駅からA1番出口から徒歩1分、JR浜松町北口から徒歩3分の場所にある「Ottotto BREWERY」。早速地下1階にあるお店にエレベーターで降りてみると、目の前には醸造室が。そう、このお店は醸造所を併設しており、自家醸造のクラフトビールを飲むことができる、『オリジナルのクラフトビール』×『ケイジャン料理』という新しいコンセプトのレストランなのだ。
まずはどんなお店なのかを、製造副責任者の永井至さんに訊いてみた。オープンしたのは、2017年10月10日。新しい業態として、自家製ビールと料理を楽しんでもらえるレストランとして始まったそうだが、"Ottotto"っていう店名が気になる。どうしてこの名前に?
「"Ottotto"という名前の由来は、お客さまがここで作られたビールを飲んで、陽気に"オットット"となってくれるようなコンセプトからきているんです」(永井さん)
なるほど、わりとそのまんまだった! 確かに、周りを見るとビールを片手にワイワイ楽しんでいた様子のグループが"オットット"っていう感じで帰って行った。
自家醸造ビールの味わいは?
2018年2月に醸造免許を取得して、店での醸造がスタートしたということで、現在作られているのが、アメリカ産ホップを使用した爽やかな香りが特徴的な「アメリカンペールエール」、ホップが増量されて苦みがしっかりついた味の「インディアペールエール」、南ドイツでよく作られるビールで、フルーティーな「ヴァイツェンボック」の3種類。「本日の3種飲み比べ」(税別980円)でそれぞれを飲み比べることができる。
そして、食事のメニューで一番人気なのが、「ルイジアナ・ケイジャン コンボ [ミックス]」(税別2,480円)。ハーブやスパイスを効かせて肉や野菜、魚介類を豪快にスチーム調理したケイジャン料理を食べながら自家製ビールを飲む。聞いただけでたまらない! いただきます!
まず、ビールを少しずつ飲み比べ。「アメリカンペールエール」は、スタンダードな飲みやすさ。あまり苦みが得意ではない人には、バランスの良い飲み心地のこちらをオススメ。
続いて通称IPA「インディアペールエール」を飲んでみると、おっ! これはかなり苦みが強く、パンチが効いた味。一気に飲み干して、「あ~、苦い! 」と言いたくなる、一度飲んだらクセになる味だ。
そして、「ヴァイツェンボック」はかなりフルーティ。苦みが少なく、口触りも滑らかだ。これならビールがちょっと苦手な人もいけるはず。女性人気も高いようだ。ところで、「ボック」という言葉は、アルコールが強い、ストロングという意味があるらしい。まてよ、そういえば80年代に活躍したドイツのプロレスラー、「ローラン・ボック」は確かに強かった。なるほど、勉強になる! 小学生の自分に教えてあげたい。