妻からは「今すぐ辞めてほしい」

――『ダウンタウンDX』のような大きな番組だと、キャラ付けをされるかもしれないですよね。

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そうなんですが、ここで「カミさんが見てる」っていうハードルがあるんです。今までは、自分の素が出ない情報番組が多くて、唯一素が出るラジオは、自宅がAMラジオを聴ける環境になかったので好き勝手しゃべってたんですよ。それで、先日『5時に夢中!』(TOKYO MX)に出たとき、ラジオのリスナーだった方たちに向いてしゃべってしまったら、妻とトラブルになってしまって…(笑)。でも、フリーになったらある程度自分の素や、カミさんの知らない部分を出さないといけないので、そこの兼ね合いを考えているところです。

――そのあたりのことは、フリーになった先輩とご相談されたりしたんですか?

全くしてないんです。実はTBSの男性アナウンサーで定年前にフリーになったのは、生島ヒロシさん以来なので、相談できる先輩もいないですし、かといって田中みな実に相談するわけにもいかないので(笑)

――他の社内の人ともご相談されなかったんですか?

はい。退社を決める過程で誰にも相談していなかったので、発表したときはみんなビックリしたと思います。社内のエレベーターで知り合いに会うと「えーっ!?」っていう感じでしたからね。でも、うれしかったのは、後輩のアナウンサーが「安東さんは辞めるべきですよ」と言ってくれたんです。今回退社したのは、最大13人のアナウンサーのマネジメントをやりながら、自分もプレイヤーとして出演していて、24時間365日動いて、夏休みも家族と向き合わず、むしろ背を向けてパソコンを持って現場とやり取りするという状況が限界だったからなんです。カミさんからも、ここ2~3年は「今すぐ辞めてほしい」っていう感じでしたから。

――そうすると、奥さまはフリーに大賛成だったんですね。

ようやくみたいな感じでしたね。もちろん、プレイングマネージャーの仕事も充実感を持ってやっていましたけど、ありがたいことに今すごく忙しいものの、その作業がないだけ、やっぱり気持ちが楽ですね。

アジアン隅田のヒザの裏は絶対にキレイ

――あらためまして、初めての『ダウンタウンDX』ですが、意気込みをお願いします。

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収録の様子=読売テレビ提供

「自分で選んだ!男と女の自画自賛写真館!」で、女子高生に初めて囲まれてうれしかったときの写真を出します。女性のことが大好きでむしろ尊敬しているので、今回初共演で恐縮ですが、アジアンの隅田美保さんのことも愛おしいと思いますね。自分は"ヒザの裏フェチ"なんですが、隅田さんのヒザの裏は絶対にキレイだと確信しているので、そんな話をしようと思っています。

――そういう話が、奥さまに怒られるんですね(笑)

あとは、アッコさんの35周年特番で、本気の平手打ちを食らった話もしたいと思います。『アッコにおまかせ!』で16年やってきて、やはりビンタを受けるのは勲章ですからね。

――4月10日は和田アキ子さんの誕生日でしたが、恒例の誕生日会には参加されたんですか?

あの会は厳密に言うと参加できるのはタレントさんだけなので、今年はどうなのかなあと思ったら呼ばれませんでした(笑)。でも、局アナ時代、『アッコにおまかせ!』の担当になって10年が過ぎたときに、アッコさんが「アンディはもう呼んでもええかなあ。どない思う?」と聞かれた勝俣(州和)さんが、「呼ばなくていいと言うのも失礼だし、呼んで地獄を見せるのも…」ということで、しどろもどろになったのを初めて見たときがありまして(笑)。僕が「スタッフと同じ局員なので、遠慮させていただきます」と言ったら、あとで勝俣さんに感謝されました(笑)

――めったに見られない場面ですね(笑)。でも、今後いろんな番組で和田さんとご一緒して、呼ばれることもあるかもしれないですよね。

フリーになった初日の4月1日が日曜日で、『アッコにおまかせ!』の生放送の日だったんですけど、プロデューサーが同期なので「一応空けてるんだけど…」と伝えたら、「良かれと思って、特に呼ぶ予定はないよ」と言われて(笑)。フリー初日で古巣の番組はどうなんだろうって、気をつかってくれたみたいですが、あらためてこれからもアッコさんとご一緒できればうれしいですね。