阪急電鉄は17日から、沿線の観光スポットなどを車両側面にデザインしたラッピング列車を神戸線・宝塚線・京都線で運行する。『ベルサイユのばら』作者の池田理代子氏(漫画家)をはじめ、地元出身のクリエイターがラッピングデザインを手がけた。

  • 中村佑介氏デザインの神戸線ラッピング列車「爽風」イメージ

  • 池田理代子氏デザインの宝塚線ラッピング列車「宝夢」イメージ

  • 永田萠氏デザインの京都線ラッピング列車「古都」イメージ

愛称は昨年11月まで運行されたラッピング列車から引き継ぎ、神戸線は「爽風(KAZE)」、宝塚線は「宝夢(YUME)」、京都線は「古都(KOTO)」とする。

『ベルサイユのばら』の作者で漫画家の池田氏は宝塚線「宝夢」を担当。神戸線「爽風」は人気ミュージシャンのCDジャケットや文庫書籍の表紙などを手がけるイラストレーターの中村佑介氏、京都線「古都」は独特の「花と妖精」の世界で親しまれるイラストレータの永田萠氏がそれぞれデザインを担当する。3列車とも沿線の観光スポットなどを各作者の作風や世界観で描いた作品に仕上げた。ラッピングデザインは各ラッピング列車の車内吊りポスターとしても掲出する。運行期間は2019年3月31日まで。

運行初日の3月17日から、各線のラッピング列車にデザインされた沿線風景の最寄駅などをめぐるスタンプラリーも開催。スタンプは神戸線・宝塚線・京都線の計13駅と、阪急電鉄の駅にあるネスカフェスタンド19店舗にあり、ビンゴ形式で4マス分のスタンプを集めると「ビンゴ賞」としてラッピング列車デザイン入りのクリアファイルがもらえる。

また、ビンゴを2列以上完成させると「Wチャンス賞」に応募可能。当選すれば、ラッピングデザインを描いた作者のオリジナルグッズやネスレ商品、阪急電車鉄道グッズがもらえる。スタンプラリーの実施期間は5月6日まで。