本田技研工業(ホンダ)は15日、スタイリッシュな外観と環境性能に優れたエンジンなどで好評を得ているスクーター「PCX」と「PCX150」をフルモデルチェンジし、「PCX」を4月6日に、「PCX150」は4月20日に発売すると発表した。
今回のフルモデルチェンジでは、スタイリングをフロントからリアまで連続的に変化する曲面で構成した流麗で伸びやかなデザインとすることで、「PCX」の先進性と上質感をより強調した外観に一新した。省電力に寄与するLEDを採用した新デザインの灯火器類と相まって、先進性と上質感をさらに高めている。
エンジンは、耐久性と静粛性、燃費性能に優れたスクーター用グローバルエンジン「eSP(イーエスピー)」の一部仕様を変更し熟成を図ることで、優れた燃費性能と中・高回転域の出力向上を両立。停車時の燃料消費・騒音・排出ガスを抑止するアイドリングストップ・システムも継続して採用した。
車体や足回りは、フレームをダブルクレードル構造に変更し剛性を高めるとともに、前後ホイールの軽量化とタイヤのサイズ変更によるワイド化を図ったほか、リアサスペンションのストローク量を増加させるなど、より快適な乗り心地と軽快な操縦性を実現。また「PCX150」には、フロントのみが作動するABSをタイプ設定している。
装備面では、より便利にエンジンの始動ができる「Honda SMART Key システム」を新たに採用したほか、時計や平均燃費計などを装備したデジタルメーターの採用や、500mlのペットボトルを収納可能としたフロントパネル左側のインナーボックスに携帯端末などの充電ができるアクセサリーソケットを装備し、さらなる使い勝手の向上を図っている。
価格は、「PCX」が34万2,360円、「PCX150」が37万3,680円、「PCX150<ABS>」が39万5,280円。
※価格は全て税込