エバーセンスはこのほど、「妊活」の実態調査の結果を明らかにした。同調査は2017年12月13日~2018年2月18日、20代~40代の妊活経験をした男女1,089名を対象にインターネットで実施したもの。
妊活を始めた年齢について尋ねたところ、最も多い回答は「25~29歳」(37.0%)、次いで「30~34歳」(36.0%)だった。「20~24歳」(9.9%)を合わせると、20代で妊活をした人が46.9%と約半数を占めた。
「妊活を始めよう」と伝えたのは女性・男性のどちらからか尋ねると、78.2%が「女性から」と答えた。「男性」は11.8%だった。
妊活として取り組んだことを聞くと、「排卵日に合わせて性行為をする」(87.1%)、「基礎体温を測る」(72.5%)、「葉酸の摂取」(59.0%)が上位を占めた。「不妊治療」(42.1%)という回答は、「食生活の改善」「適度な運動」など生活習慣の見直しをした人よりも多くなっている。
妊活を始めて妊娠するまでどれくらいかかったか尋ねたところ、「1年未満」と回答した割合は、20~24歳では85.7%、20~29歳では72.4%だった。30代後半では妊活を始めて1年未満に妊娠した人は40.4%、40歳以上になると24.0%と年齢が上がるにつれ減っている。
一方、3年以上の妊活を経て妊娠したという人は、30代後半から割合が増加し、4人に1人は3年以上の妊活を経て妊娠していることがわかった。
妊活中にストレスを感じたか尋ねたところ、女性の87.3%、男性の61.1%が「感じた」と答えた。「ストレスは感じなかった」という回答は、男性で38.9%、女性で12.7%と、男性の方が女性の約3倍ストレスを感じていないことがわかった。
ストレスを感じている原因について聞くと、女性は「なかなか妊娠しない焦り」(73.9%)、「周囲の人の妊娠報告や子供の話を聞くこと」(59.8%)という回答が多かった。男性は「毎月タイミングを合わせての性行為」(43.9%)や「配偶者・交際相手の態度」(17.5%)が原因として多く挙げられている。
妊活の前後で「パートナーとの仲」がどうなったか尋ねたところ、55.1%は「変わらなかった」と答えた。37.2%は「仲がよくなった」と答えている。「仲が悪くなった」という回答はわずか7.7%だった。