本田技研工業(ホンダ)は8日、新世代CBシリーズのエントリーモデルとして、原付二種のスポーツモデル「CB125R」を9日に発売すると発表した。運動性能の最大化をめざし、上質な走りの手応えを感じる乗り味を徹底的に追求したモデルとなる。
パワーユニットは水冷・4ストローク・OHC・単気筒とし、吸排気系の最適化とPGM-FI(電子制御燃料噴射装置)の精緻な制御により、幅広い回転数からのスロットル操作に対してリニアな出力特性を実現。市街地での発進や加速に重点を置いた出力特性を発揮し、ライダーの操作に対しリニアなレスポンスを感じさせる。
車体は、高張力鋼管と鋼板で構成された新設計のスチールフレームを採用し、各部位の剛性を最適化しながらも軽量な車体パッケージングと高い運動性能を実現した。足回りは、路面追従性を追求した倒立フロントフォークと、より安定した減衰力を発揮する分離加圧式リアサスペンションユニットを採用し、高張力鋼板製のスイングアームと組み合わせることで乗り心地と軽快感のあるハンドリングに大きく寄与している。また、IMU付ABSを標準装備とした。
スタイリングは新世代CBシリーズに共通する凝縮感のある先鋭的かつクラスレスなスタイルとし、全ての灯火器には高輝度で被視認性に配慮したLEDを採用。フルデジタル液晶メーターを装備し所有感を高めるとともに、ライディング時の安心感にも寄与するギアポジションインジケーターを採用した。
「CB125R」のカラーバリエーションは「ブラック」「キャンディークロモスフィアレッド」「パールメタロイドホワイト」の3色を展開。価格は44万8,200円(税込)。