トレンド総研はこのほど、アサヒ飲料と共同で実施した「菌活ドリンク」に関する調査結果を明らかにした。同調査は1月9日~10日、20~40代の女性500名を対象にインターネットで実施したもの。
乳酸菌・納豆菌・麹菌などの「菌」を、食生活の中で積極的に取り入れることを意味する「菌活」という言葉を知っているか尋ねたところ、71%が「知っている」と回答した。「菌が含まれる飲料・食品」のイメージについて質問すると、80%が「最近注目されていると思う」、88%が「普段の食生活に取り入れやすいと思う」と答えた。
現在、菌が含まれた食品を摂取するように意識しているか尋ねると、合計で70%が「いつも意識している」もしくは「たまに意識している」と回答している。
菌が含まれる食品・飲料を食事に取り入れる頻度について聞くと、42%が「一日1食」と答えた。「一日2食」(18%)、「一日に3食以上」(8%)という回答を合わせると、約7割が毎日の食事において何らかの菌を取り入れていることがわかった。
菌が含まれる食品・飲料を食事に取り入れたいタイミングについて尋ねたところ、「朝食」(63%)が最も多く、次いで「夕食」(59%)、「昼食」(25%)、「おやつ」(21%)となった。
「積極的にとっている菌」について聞くと、「乳酸菌(ヨーグルトなど)」(91%)がトップとなり、以下、「納豆菌」(78%)、「菌類(きのこなど)」(48%)、「酢酸菌(酢など)」(23%)と続いている。
乳酸菌入りドリンクや甘酒といった、食生活において菌が手軽にとれる「菌活ドリンク」に関心があるか聞くと、84%が「関心がある」と回答した。
実際、菌が含まれるドリンクを飲むことがあるか尋ねたところ、23%が「よくある」、59%が「たまにある」と答えた。普段よく飲むドリンクで手軽に菌活がしたいと思うか聞くと、88%「そう思う」と回答した。
トレンドウォッチャーのくどうみやこさんによると、「菌活」が話題になり始めたのは、2013年頃からであるという。日本だけでなく海外でも「菌」に着目する動きが高まっており、日本でも近年、新たな菌活ドリンクが多数登場しているとのこと。
「乳酸菌入りのおみそ汁、スープなどのほか、朝にぴったりな乳酸菌入りのコーヒーも登場しています」とくどう氏。ドリンクのほかにもお菓子やアイス、パスタなどの乳酸菌入り商品も多く発売され、普段の生活において菌活がしやすい環境になっているとのこと。