JR北海道は15日、キハ40形気動車4両の内外装を改造し、「北海道の恵み」シリーズ車両として運行する計画を発表した。
「北海道の恵み」シリーズ車両では、北海道らしい自然とさわやかさが感じられるように、外装には道北・道東・道南・道央の各エリアの特色をイメージしたイラストを描き、車内も背もたれや床に木材または木目材料を使用した内装に改造する。各エリア1両を改造し、1両あたりの改造費は850万円。
各地域をイメージした車両の愛称も決定。幻想的な流氷や雄大な道北の自然を表現した道北エリアの車両は「道北 流氷の恵み」と名づけられ、3月頃から宗谷本線旭川~音威子府間、石北本線旭川~網走間、函館本線旭川~滝川間、根室本線滝川~富良野~東鹿越間、富良野線旭川~富良野間、釧網本線網走~緑間で運転する。
釧路湿原の動植物と十勝の実りを表現した道東エリアの車両は「道東 森の恵み」と命名。4月頃から根室本線新得~釧路間を運転する。函館の海中や港に生息する生物を表現した道南エリアの車両は「道南 海の恵み」の愛称名で、6月頃から函館本線長万部~函館間で運転。北海道ゆかりの草花や動物たちを表現した道央エリアの車両は「道央 花の恵み」の愛称名で、7月頃から室蘭本線長万部~苫小牧~岩見沢間、石勝線千歳~夕張間、函館本線岩見沢~滝川間、日高本線苫小牧~鵡川間で運転される。