国内最大・アジア最大級のキャンピングカーイベント「ジャパン キャンピングカーショー2018」が、2月2日に幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)にて開幕した。「ジャパン キャンピングカーショー2018」は、キャンピングカー業界の1年を占う年始めのビッグイベント。ショーの開催に合わせてデビューするニューモデルも多く、会場では最先端の車両とトレンドもいち早く体験できる。

  • 初日の早い時間帯から賑わいを見せる会場

見学から見積もりまで、まさに“動く住宅展示場”!

会場には、キャンピングカーやトレーラーなど史上最多の360台以上が集結。新型車やコンセプトカーをはじめとする車両展示のほか、「レンタル旅」や「ペット旅」、「福祉」、「防災」などをテーマにしたバラエティ豊かな企画展も充実している。また、今回初となる「ジャパン トレーラーハウスショー2018」の同時開催も大きな見どころのひとつとなっている。

  • トレーラーハウスをのぞき込むと、まさかのジャグジーが出現

  • 移動できるタイニーハウスは、使い道も無限大!

  • 自分色に染め上げる過程を想像するだけでも興奮する

同イベントでは、展示車を見て楽しむのはもちろん、その多くが実際に乗り込んで内装を確かめることができ、希望者は会場内で見積もりまで取ることができてしまう。購入を検討している人は、記録用のメモやカメラ、採寸用のメジャーを持っていくことをおすすめする。また、車内は基本的に土足厳禁であるため、できるだけ脱ぎ履きのしやすい靴で会場を回ろう。

  • 真剣に購入を考えて遠方から訪れた来場者も多数

  • ポップアップルーフからの眺めも体感できる

  • 憧れのドライブインシアターを模擬体験できるブースでひと休み

ペットと一緒に楽しめるという点も、同イベントの特長のひとつ。企画ゾーンにはペットとの旅をテーマにしたエリアも開設され、会場内にはペット旅仕様の車両も数多く展示されていた。

  • 大切なペットと一緒に入場できるのが嬉しい

  • ドギースタイルな内装がクール

例年以上に居住性や快適性を重視したキャンピングカーやトレーラーが多く出展していた同イベント。その背景には、2020年に向けての宿不足や、過疎地の2次交通問題などがある。その受け皿として、キャンピングカーの可能性を各社が追及しているのだ。また、企画ゾーンには、災害対策におけるキャンピングカーの有用性を提案するブースも並んでいた。

  • UQ無線基地局が自然災害などで被害を受けた際、一時的に通信を確保してくれるWiMAX車載型基地局

  • このシェルターは、なんと水に浮かぶのだそう

  • 約7.5畳の広々とした空間に20の座席を備え、閉塞感や圧迫感も少ない室内

第6回キャンピングカーアワードが決定!

イベント初日の2日には、キャンピングカーとクルマ旅の啓蒙・普及を目的とした「キャンピングカーアワード」の授賞式が行われた。

  • 日本RV協会会長・降旗貴史さんから副賞を受け取る山口智充さん

今年第6回を迎えた同アワードは、ぐっさんの愛称でおなじみのお笑いタレント・山口智充さんが受賞。副賞として、「Funluce(ファンルーチェ)」が展開する最新型の「Serengeti(セレンゲティ)」が1年間無償貸与され、特大のキーが手渡された。

  • 最新型のキャンピングカーに乗り込み、喜びの表情を浮かべる山口さん

アワードを受賞した山口さんは、「今後1番やってみたいのは、日本列島の海沿いを縁取っていく“縁取り旅”。番組の企画にならないかな」と、クルマ旅への想いを語った。

同イベントは、2月4日まで幕張メッセ1~4ホールにて開催している。開場時間は、3日が10~18時、4日が10~17時。入場料は、前売入場券が一般(高校生以上)800円・小人(小・中学生)500円、当日入場券が一般1,000円・小人600円となる。

運転のしやすさからシニア層などからも幅広く支持されている「軽キャンピングカー」や、コストの面ですぐには手が出せないという若者でも気軽に利用できる「レンタルキャンピングカー」など、ユーザー層の広がりとともに“キャンピングカーと実現したいライフスタイル”の幅も多様化してきている。この機会に、自分の人生に物語を増やしてくれる相棒を探してみよう。