スズキは22日、現代の最新技術を用いたエンジンや車体に、伝統的な外観を取り入れたネオレトロの新型「SV650X ABS」を設定し、26日に発売すると発表した。

  • 「SV650X ABS」

新型「SV650X ABS」は、スムーズな出力特性や高い操縦性を特徴とする645ccのV型2気筒(Vツイン)エンジンを搭載した、スリムで軽量なロードスポーツバイク「SV650 ABS」をベースに、カフェレーサースタイルの個性的な外観に仕上げたモデルとなった。

デザインにおいては、左右のスリットでアクセント付けしたヘッドライトカウルや、カフェレーサースタイルを強調するセパレートハンドル、シート座面を立体感のある仕上がりにしたタックロールシートを装備。スポーツカスタムの要素を取り入れ、燃料タンクには「SUZUKI」の文字を入れるなど、レトロな印象としている。車体色は「オールトグレーメタリック No.3」を設定した。

ヘッドライトの下にはオプションでフォグランプを装着可能としたほか、スタータースイッチを押し続けずにワンプッシュするだけで、ECMがスターターモーターを回転させてエンジンが始動する「スズキイージースタートシステム」を採用し、ニュートラル時はクラッチレバーを握らなくても始動可能となっている。ブレーキの効きを自動的にコントロールして車輪のロックを一定範囲内で防ぐABSも標準装備とした。

「SV650X ABS」の価格は78万1,920円(税込)。