参天製薬は1月17日、「疲れ目」に関する意識・実態調査の結果を発表した。調査は2017年12月5日~6日、普段から「疲れ目」を自覚する20~40代の男女500名(年代・性別均等割付)を対象に、インターネットで行われた。

パソコンで一日中仕事をこなし、オフィスを出た途端にスマホでSNS。ベッドに入ってからもついついネットサーフィンなんて人も多いはず。そこで本稿では、働き盛りの疲れ目の実態に注目。眼科医による正しい対策も紹介しているので、是非参考にしてほしい。

73%が疲れ目で日常生活に支障あり

はじめに、「目の疲れが、日常生活に影響をおよぼすことはありますか?」と質問したところ、実に73%が「ある」と回答した。

  • 参天製薬「疲れ目に関する意識・実態調査」  疲れ目の原因

    疲れ目の原因

「疲れ目」の原因を聞くと、「パソコンの長時間利用」(62%)や「スマートフォンの長時間利用」(54%)が上位に。それぞれの利用時間は、パソコンが1日「5.9時間」、スマートフォンは1日「3.3時間」とのこと。また、「エアコンや空気の乾燥などによるダメージ」(39%)を原因に挙げた人も約4割にのぼり、「最も目が乾きやすいと感じる季節」を聞くと、「冬」(71%)に回答が集中した。

  • 参天製薬「疲れ目に関する意識・実態調査」  目の疲れを感じたときの対策

    目の疲れを感じたときの対策

目の疲れを感じたときの対策については、「目薬をさす」(56%)が最も多く、次いで「目をマッサージする」(38%)、「目の体操をする」(35%)と続いた。一方で、「疲れ目」の原因にあった目薬を正しく選べている自信があるかを聞くと、「ある」と答えた人はわずか21%という結果に。大多数が、目薬選びに自信を持てていないことがわかった。

疲れ目の正しい対策

眼科医の藤井澄氏に、疲れ目の正しい対策について教えてもらったところ、「自分の原因・症状にあった目薬を選ぶことが重要です。目薬によって効果効能が異なるため、パッケージを確認したり、店頭で薬剤師さんに相談したりして、適した成分が入ったものを選ぶようにしましょう」とのこと。

また、「目の酷使」を自覚している場合は、「パソコンやスマートフォンを使うときには適宜目を休ませる」、「目の乾燥」を自覚している場合は、「部屋に加湿器をつけたり、コンタクトの装用時間を短くする」など、目薬の活用と並行して、日常の生活を見直すことが大切だという。さらに、目薬をさしても症状がおさまらない場合は「早めに眼科医の診断を受ける」ことを勧めている。