資生堂は1月15日、運営する化粧品ブランド「ベネフィーク」にて実施した「女性の疲れと肌に関する意識調査」の結果を発表した。調査は2017年11月17日~19日、20~59歳の女性840名(1歳あたり21名で割り付け)を対象に、インターネットで行われた。

女性の社会進出が進むに連れ、仕事と家事や育児との両立に奮闘する女性が目立つようになった。自分の身体や肌を労わってあげる時間が取れず、いつの間にか老け顔・疲れ顔になってしまう女性も多いのでは!? そこで本稿では、疲れが女性の肌にどのような影響を与えるのか、働く女性はどんな対策を取っているのかを紹介していこう。

身体と肌の疲れの実態

  • 資生堂「女性の疲れと肌に関する意識調査」  最近、疲れていると感じることがあるか

    最近、疲れていると感じることがあるか

「最近、疲れていると感じることがあるか」を聞いたところ、「よく感じる」(45.4%)または「ときどき感じる」(45.1%)と回答した人の割合は、90.5%にのぼった。年代別に見ると、30代(94.3%)が最も高く、次いで20代(92.9%)、40代(91.4%)、50代(83.3%)という結果に。中でも、30~34歳では98.1%に達した。

  • 資生堂「女性の疲れと肌に関する意識調査」  最近、疲れが肌に出やすくなったと感じているか

    最近、疲れが肌に出やすくなったと感じているか

続いて、「最近、疲れが肌に出やすくなったと感じているか」を聞くと、30代の82.4%が「よく感じる」または「ときどき感じる」と回答。特に、30~34歳は他の年代に比べて顕著に高く、90.5%だった。30代は、身体にも肌にも疲れを感じている女性が多い年代であることがわかった。

働くお疲れ女性の肌対策

同調査では、30~39歳の働く女性(子なし)104名を対象に「働く女性の肌対策」についても調査を実施。調査期間は2017年7月14日~16日。

  • 資生堂「女性の疲れと肌に関する意識調査」  肌が疲れていると感じる時の肌悩み

    肌が疲れていると感じる時の肌悩み

それによると、肌が疲れていると感じる時は、「目の下のくま」(63.5%)や「肌荒れ」(58.7%)、「顔色のくすみ・わるさ」(54.8%)といった症状が気になるとのこと。さらに、35~39歳では、「口角の下がり」(12.1%)や「毛穴のたるみ」(10.2%)を実感しはじめる年代でもあるよう。

「疲れを見せない工夫」については、30~34歳は「マッサージ」や「シートマスク」などのスキンケアによるお手入れに注力する傾向が見られたのに対し、35~39歳では「ファンデーションをしっかりめに塗る」「明るい色のアイシャドーを塗る」など、メイクでカバーする(隠す)ことへの注力が目立つ結果となった。

  • 資生堂「女性の疲れと肌に関する意識調査」  他人を見て「疲れているな」と感じる時、どこを見て判断していますか?

    他人を見て「疲れているな」と感じる時、どこを見て判断していますか?

疲れて見えるサインは「くま・くすみ・たるみ」

最後に、20~49歳の有識男女312名に対し、「他人を見て『疲れているな』と感じる時、どこを見て判断していますか?」と質問したところ、「目の下のくま」が82.1%と断トツのトップに。続いて「顔色のくすみ・わるさ」(57.7%)、「顔のたるみ」(42.9%)となり、顔全体から受ける印象からも判断していることがわかった。

また、40%を超えた回答を男女別に比べたところ、男性は上位2項目が40%超えだったのに対して、女性は上位6項目という結果に。女性は男性と比べて、様々な肌状態で他人の疲れを判断している傾向がうかがえた。