パン専門コミュニティサイト「パンスタ」はこのほど、「パン・オブ・ザ・イヤー2017」を発表し、パンマニアが今年最も注目したパン7種を選出した。パンに関する投稿・いいね!・アクセス数、パンスタ編集部の日々の食べ歩き活動などを元に、今年最も注目したパンが部門別に選ばれている。

  • シニフィアン シニフィエ(東京都世田谷区)の「40時間発酵バゲット」

このうちバゲット部門金賞は、シニフィアン シニフィエ(東京都世田谷区)の「40時間発酵バゲット」が受賞した。パン好きのあいだでは常に人気が高いという同店が、2017年パンを大幅にリニューアルしたことで話題となった。世田谷本店だけでなく、日本橋高島屋、二子玉川高島屋、ネットショップでも購入できる。

  • 俺のBakery&Cafe(東京都渋谷区)の「俺の生食パン」

食パン部門金賞は、俺のBakery&Cafe(東京都渋谷区)の「俺の生食パン」が受賞。都内の高級食パンブームをさらに加速させたともいわれる人気店だという。焼き上がり時は、触っただけで沈んでいきそうなほどにソフトな仕上がりのため、販売はスライスなしの2斤サイズのみ。岩手県中洞牧場の原乳を使用しミルキーな香りと甘さが特徴となる。

  • ベーカリー&レストラン沢村(長野県北佐久郡)の「クロワッサン」

クロワッサン部門金賞は、ベーカリー&レストラン沢村(長野県北佐久郡)の「クロワッサン」が受賞した。休日や連休には焼きたてのクロワッサンを購入しようと早朝から多くの人で賑わう同店。食べてみれば材料の良さを誰もが実感するという。サクサクのクロワッサン生地を一口頬張ると鼻からバターの甘い香りがふわっと抜ける。東京・新宿や広尾にも店舗があり、購入可能。

  • ウフ タマコ サンド(福岡県福岡市)の「TAMAKO(タマコ)」

サンドイッチ部門金賞は、ウフ タマコ サンド(福岡県福岡市)の「TAMAKO(タマコ)」が受賞した。もっちりとした食感の玄米パンで、たっぷりのタマゴフィリングと無農薬・低細菌の新鮮なフリルレタスをサンドしている。シンプルながらも究極の美味しさという。東京、千葉、埼玉、愛知にも出店している。

  • あいわパン(神奈川県横浜市)の「焼きカレーパン」

カレーパン部門金賞は、あいわパン(神奈川県横浜市)の「焼きカレーパン」が受賞。店主こだわりのカレーパンは、パキスタンカレーを参考に研究を重ねた自信作。スパイス感がしっかりとありながらも、煮込みほぐれた鶏肉が40%入ったマイルドなカレールーは濃厚で旨みが凝縮している。酸味のあるトマト生地のパンがカレーの濃厚さを包み込み絶妙のバランスという。ココナッツオイルで焼き上げている。

  • 365日(東京都渋谷区)の「有機十勝小豆×あんぱん」、「白こしあん×あんぱん」

あんぱん部門金賞は、365日(東京都渋谷区)の「有機十勝小豆×あんぱん」、「白こしあん×あんぱん」が受賞した。白こしあんは、口どけ良くなめらかで上品な味わいの十勝産大手亡(オオテボウ)を使用。粒あんは、十勝産有機小豆をフランス産の赤砂糖で炊き上げ、コクと食感が楽しめる。どちらも、上質な和菓子を思わせる味わいでありながら、コーヒーとの相性も良く、日本の伝統的パンと現代のスタイルがバランスよくミックスした進化系あんぱんという。

  • 吉田パン(東京都葛飾区)の「コッペパン」

コッペパン部門金賞は、吉田パン(東京都葛飾区)の「コッペパン全般」が受賞した。優しい焼き色の大きいコッペパンに、自分でセレクトした具を挟んでもらうスタイル。自分好みの自由な組み合わせが楽しめる。