旅先でついつい緩む財布の紐。自分へのご褒美はともかく、職場やご近所へのお土産に悩んだり、失敗した経験がある人も多いのでは!? そこで本稿では、DeNAトラベルが実施した「旅行中の買い物」に関するアンケート結果を紹介しよう。是非、参考にしてもらいたい。
調査対象は、10代~70代の男女1,444名。調査期間は12月5日~8日。
お土産の相手と予算に男女で差
旅行に行くと、誰に対してお土産を買っていくか聞いたところ、男女ともに「自分」(男性68.1%、女性88.4%)が最も多かった。男性はその他に「子供」(52.3%)や「友人」(50.7%)、「妻」(49.6%)に買っていく人が多いのに対し、女性は「友人」(79.9%)、「親」(65.4%)、「同僚」(56.6%)と、男女で優先順位に違いが見られた。また、「親」(男性35.7%、女性66.4%)や「同僚」(男性37.2%、女性56.6%)など、全体的に男性より女性のほうがより多くの人にお土産を渡していることが読み取れた。
それぞれの予算を男女別に見てみると、男女ともに「自分」へのお土産が最も高く、男性3万2,210円、女性5万3,145円。次いで「夫・妻」(男性3万2,070円、女性1万7,337円)、「子供」(男性1万3,441円、女性1万2,448円)と続き、女性は男性よりも自分へのお土産に2万円以上多くの予算を持っているのに対し、その他の相手に対する予算のほとんどが男性を下回る結果となった。
実用性のあるお土産を
買ったことのあるお土産として最も多く挙がったのは、「お菓子」で90.2%。次いで「酒」(55.5%)、「Tシャツ」(55.3%)、「調味料・香辛料」(53.2%)。一方、もらって困ったお土産としては「置物」(44.0%)がトップに。次いで「民芸品」(41.8%)、「キーホルダー」(26.2%)となった。
買ったお土産と困ったお土産の差を比べると、「酒」(買った人55.5%、困った人9.2%)、や「ブランド品」(同38.8%、4.0%)、「文房具」(同32.7%、4.5%)など実用性のあるものは、お土産として喜ばれる傾向がうかがえた。
最後に、旅行先で「衝動買い」をして後悔したことがあるか尋ねたところ、「ある」と回答した人の割合は、男性32.2%、女性38.0%。「オペラを観る用に買ったロングドレス。日本では全く着る機会がない」(50代女性)、「一人で使い切れない美容液やパック。たくさん買ったらおまけをくれると言われて買い込んだ」(40代女性)」、「洋服。サイズが合っていないし、日本で改めて見るとイメージと違った」(30代女性)など、現地では良さそうに見えたものの、いざ日本で使うとなるとなかなかその機会がない、というパターンが多かった。