TVision Insightsは15日、「2017年度上半期アニメ・特撮視聴質ランキング」を発表。視聴質とは、本当にその番組が見られているか、誰が、どのように見て、番組のどこで反応したかを測るもの。全体の1位は『けものフレンズ』、4~12歳の層では『妖怪ウォッチ』が1位となった。
同ランキングは、テレビの前に人がいるかをVI値(滞在度)、テレビへ人の顔が向いているかをAI値(注視度)として数値化し、「VI値×AI値」の数値が高かった順に順位づけしたもの(期間: 2017年4月3日~10月1日)。
その結果、全体の1位となったのは1~3月クールで放送され、社会現象にもなった人気アニメ『けものフレンズ』(テレビ東京)の再放送だった。「8月中旬より平日朝に毎日再放送され、夏休みの子どもたちもよく見ていたようです」としている。
2位は『3月のライオン』(NHK Eテレ)。2016年度に放送された第1シリーズの再放送で、実写映画化もされた羽海野チカさんの将棋マンガが原作となっている。
また4~12歳を対象にした調査では、1位が『妖怪ウォッチ』、2位が『スナックワールド』とレベルファイブによるアニメがランクインした。次いで3位は『ポケットモンスター サン&ムーン』、4位は『しまじろうのわお!』、5位は『リルリルフェアリル~魔法の鏡~』という結果となり、トップ5はすべてテレビ東京の番組となった。
その他はNHK Eテレの5分アニメ、『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』『宇宙戦隊キュウレンジャー』など、テレビ朝日の強力なタイトルが並んだ。