光岡自動車は7日、インテックス大阪で開催される「第10回 大阪モーターショー」の会場にて、新型の3輪電気自動車「ライク-P3」を初公開すると発表した。
「ライク-P3」は2011年に誕生した「ライク-T3」の派生モデル。荷物運搬用途目的である2人乗り+荷台の「ライク-T3」に対し、「ライク-P3」は「人の移動」を主体に開発した4人乗りモデルとなっている。観光地の周遊や大型施設でのサポートカー、あるいは高齢化や過疎化地域における移動の手段として利用できる簡便な乗り物として開発された。
同モデルは250cc以下の側車付軽二輪車の扱いとなり、軽自動車と原付四輪車の中間的な位置づけとなる。リアオーバーハングに搭載した電池などにより、車輌重心を限りなく後輪軸よりとすることで安全性も確保した。最小回転半径は2.3mと小さく、最大安定傾斜角については42度を実現している。
電動駆動の特徴として加速も力強く、公道での混合交通にも支障なく対応する。同時に環境に優しく静かであるため、さまざまな活用が期待されている。現在のところ、発売時期や価格は未定となっており、大阪モーターショーの会場でその需要を模索するという。